たこわさ

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逆転裁判 第8話「逆転、そしてサヨナラ 1st Trial」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)
※原作ゲームはプレイ済み。
(以下ネタバレ)

あらすじ

クリスマスに起こったとある殺人事件、その犯人として逮捕されたのは何と御剣検事だった。成歩堂は急ぎ留置所へ向かい自分が弁護すると申し出るが、御剣は「実力不足」を理由にそれを拒否する。それでも御剣の為に何か出来ないかと、現場とされるひょうたん湖へと赴いた成歩堂と真宵は、糸鋸刑事と出会い、御剣の弁護を引き受けてくれる弁護士がいない事、御剣は本心では成歩堂の事を高く買っている事を明かされる。
糸鋸刑事の助けもあり独自の捜査を続けた成歩堂達はやがて、今回の事件が「DL6号事件」という過去の殺人事件と深く関わっている事を知る。その事件は、御剣の人生を、更には真宵と千尋の人生を大きく狂わせたものであり――。

感想

この、今まで散りばめられた伏線の数々が一つの事件に繋がっていくストーリー運びこそが、「逆転裁判」シリーズの真骨頂であると私的には思っている。微妙にカットされた部分もあり、カタルシスという意味では原作ゲームに劣るが、相変わらず話のテンポが良いので不満には感じず。
ただ、不安な点も勿論ある。前エピソード「逆転のトノサマン」では犯人に纏わる様々なエピソードが大量にカットされてしまった為に、犯人の魅力や事件の奥深さが全く描かれなかった。今回のエピソードは犯人の業の深さこそが肝とも言えるので、その辺りはカットしないでもらいたい所。