たこわさ

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甲鉄城のカバネリ 第六話「集う光」感想

ninelie(期間生産限定盤)(DVD付)

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

瓦礫の下敷きになった無名を庇って、カバネの大群相手に孤軍奮闘する生駒。一方、甲鉄城も進路上に現れたカバネの融合群体・黒けぶりに行く手を遮られ八代駅からの脱出を果たせずにいた。菖蒲は生駒達の救出を進めさせつつ、黒けぶり打倒の方策を探るが――。

感想

無名の「人間らしさ」が母親の死と同時に止まっていたと考えれば、彼女のアンバランスな心中や考え方、傍若無人にも見える立ち振る舞いが理解出来ようというもの。前回までに感じていた違和感がようやく拭われた気分。後半の達観したような無名の行動は、水面下で進んでいた彼女の精神的成長が、生駒達と出会い接する事で表面化した、という事なのだろう。
後半の「総力戦」はこのアニメの良さを実によく体現しているように感じた。生駒という突撃隊長を筆頭に、甲鉄城の人々が力を合わせて(一部除く)全力を尽くす姿は何とも胸が熱くなる。
皮肉屋に見える巣刈が、実際には中々に熱い心の持ち主であるという点は実にツボ。