たこわさ

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クロムクロ 第七話「東雲に消ゆ」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

人類と同じ姿をし言葉までも操る「鬼」の正体に驚きを隠せない剣之介と由希奈。しかもその光景は茅原の盗撮により世界中に配信され、世界中に議論の渦を呼び起こす事になってしまう。
「鬼」が人類と変わりないように見える存在である事を知り、また自らの命の危機を間近に感じてしまった事で由希奈は戦いを忌避するようになってしまうが――。

感想

盗撮魔茅原君が爆発に巻き込まれて誰にも気付かれる事なく死んでいたら実に溜飲が下がりますね――等と前回書いていたらまさかのそのまんまな展開。何とも傍迷惑な事をやらかしてそのまま自分は昇天という、カスの典型のような事をやってくれた茅原だが、最も重い罪は友人である赤城を巻き込んでしまった事だろう。赤城の両親の苦しみを想うと何ともやるせないが……流石に死亡確定は覆らないだろう*1

由希奈が戦いを避ける理由は、彼女が人よりも臆病かつ引っ込み思案な性格である事が示唆されてきた中では違和感なく受け入れられるものだったが、意外だったのは周囲の反応だ。一番過激な言動をしていたボーデンが実は由希奈の心中を深く慮っていたり、母親も不器用ながらも立場を捨ててでも娘を守ろうとしたり。何より、戦国の世に生きていた剣之介が早くも現代に感化されたのか、由希奈を戦わせたくないと思うようになっていたり。何とも優しい世界である(もちろんそれが悪いという意味ではなく)。

一応、今回は水着回というお約束もあったが、話が話だけにそちら方面で盛り上がる気にはなれず。

*1:と思わせておいてあっさり「実は生きていた」がありそうな雰囲気もあるが。