たこわさ

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迷家‐マヨイガ‐ 第五話「ユウナ3人いると紛らわしい」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)

(以下ネタバレ)

あらすじ

下山組は「何か恐ろしいもの」を目撃し逃げ帰り、運転手は「死んだ娘の姿が見える」と告白する……常軌を逸した事態に人々が恐怖に駆られる中、美影は「自分達は誰かに陥れられた」と陰謀論を展開しだす。殆どのメンバーは美影の極論に眉を顰め賛同しなかったが、一部の過激なメンバーは彼に賛同し、ジャックを逃がした疑いが強いという理由だけで光宗を拉致監禁してしまうが――。

感想

前回の感想で書いた通り、美影の「自分は頭が良いのでそれに賛同しない奴は馬鹿」思考が取り返しのつかない事態を招く所だった。らぶぽんや地獄の業火のように、光宗を「拷問」する気ではなかったと言っているが、そもそも他のメンバーに隠れて拉致監禁を行っている時点で彼自身の信頼性は失墜している訳で、それでも「自分が正しい」と思いこんでいる彼は、恐らく最期の時までその妄念を捨てられないのではないか、等と思ってしまった――つまりは死亡フラグが立った、という印象を受けた。
ヴァルカナがわざわざこはるんを庇わず、情報を共有しようとしたのは美影の「物事をはっきりさせよう」という趣旨に賛同した部分もあったのだろうが、美影はそれすらもくみ取れなかったようだ。*1
ただ、あの事態を招いてしまったのには光宗自身にも責任の一端はある。らぶぽんが自分を殺そうとした事についてお茶を濁してしまった件だ。全員の前で明らかにすれば彼女が孤立してしまうだろうと考えたか、もしくはあの場の剣呑な雰囲気を嫌う他のメンバーの顔色を窺ったのだろうが、そもそもらぶぽんの狂気を放置すれば全体に飛び火する可能性は高い訳だから、悪手だったとしか言いようがない。八方美人さは光宗のある種美徳でもあるが、やはり欠点として大きく働いてしまっているように見える。

こはるんは村に伝わると言われる「歌」と真咲との間に何かのつながりを感じたようだが、それを証明するかのように、真咲は美影達に囚われた光宗を、今までの彼女からは想像もつかないようなアクティブな方法で救い出した。ようやく謎の一端が彼女の口から語られるのか……と思っていたらまさかのクリフハンガー。光宗が「時宗」と呼ぶ人間の顔とペンギンが入り混じったかのような巨大な怪物の姿は、OP映像の中でも一瞬登場しているものと同じように見えるが……。

*1:最も、美影に「ハニートラップに引っかかった」と揶揄された事が、ヴァルカナの素っ気ない態度を招いているともとれるが。