たこわさ

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甲鉄城のカバネリ 第四話「流る血潮」感想

KABANERI OF THE IRON FORTRESS(初回生産限定盤)(DVD付)

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今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

カバネリの「食料」は人間の血――無名の明かしたその事実と不幸な出来事とが重なり、人々は彼女への不信感を再燃させた。更には生駒が一時的に理性を失い菖蒲に襲い掛かった事件も手伝い、無名と生駒は最後尾の車両に隔離されてしまう。更には、生駒達を庇った逞生らまで同じ車両に押し込められ、先頭車両には菖蒲の指導力の無さを糾弾する輩が押しかけてくる。生駒の一件で自信を喪失していた菖蒲は、親鍵を彼らに渡してしまうが、その事が甲鉄城に更なる惨劇をもたらすことに――。

感想

菖蒲があまりにもあっさりと反対派の連中に親鍵を渡してしまった件や、反対派の絵に描いたような無能振りには違和感とも呆れともつかぬ感想を抱いてしまったが……全体的には非常に満足感のあるエピソードだった。
相変わらずシーンによってキャラクターの顔のタッチが全く異なる例が多く見受けられたが、かといって「作画崩壊」している訳ではなくどのシーンも非常に丁寧に描かれていた。アクション一辺倒ではなく、きちんと静的なシーンも取り入れてくる緩急のある構成も好み。
整備用ハッチを盛大に吹っ飛ばした後で逞生達はどうやって身を護るつもりだったのかとか、来栖が思いっきり腹を刺し貫かれているのに平然と生きている件だとか、生駒に血を与えるためとはいえ菖蒲様はざっくりいきすぎだろうだとか、ツッコミ所自体は満載だったのだが、それでも思わず盛り上がってしまう、そんな見事な出来だった。