たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜THE LAST SONG 第14話「十一月の超人達」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

超人課を抜け「裏切者」として追われる爾朗。解体命令を受けながらも逃亡し、追われる立場となった柴。かつては考え方の違いから衝突する事もあった二人が、今は似たような立場にあった。果たして、彼らの身に何が起こったのか――。

感想

いよいよ始まった2クール目、相変わらず膨大な情報量と単純明快ではないそれぞれのキャラクターの心中描写が光るが……1クール目はそれでふるい落とされた視聴者も多かったようなのでもう少しキャッチ―にしても良かったのでは? と思わなくもなく。
柴が終われる立場となった理由がようやく明かされたが……思いの外ヘビーな理由でなんともはや、と言った所。彼を造ったのが超人に非人道的研究をしていた一派だった、という事実がどれだけ彼の心を追い込んだのか……。「正義」という言葉の抱える負の側面を思わず考えさせられるエピソードだった。

2クール目になって輝子のキャラクターデザインが少々変更された――というか、本来は時系列に合わせて微妙に成長させるべきだった容姿の変化を一気にやってしまった訳だが……ロングヘアの輝子、実に可愛らしい。中身が相変わらず爾朗キチガイなのが少々残念に思えるほどに(笑)。逆に、外見の変化が(設定上)殆どない笑美は、爾朗にその真の企みを看破されつつあるなど、立場の方に変化が起きつつある様子。私的には笑美の腹黒さは疑いの余地が無いとは思っているが、同時に爾朗や輝子に姉のような視線を向ける姿も本当の彼女なのではないかとも思い。今後の動向に注目したい。