たこわさ

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うたわれるもの 偽りの仮面 第二十話「武人」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

戦いが長引けばやがてヴライが派遣され凄惨な殺戮が始まる――ムネチカの懸念を現実のものとしない為、ハクは彼女に協力してトゥスクルの砦を攻める事に。とはいえ、地の利を活かした堅固な構えと精鋭の騎兵に守られた砦を攻め落すのは容易ではない。一計を案じたハクは、ムネチカらが正面から敵兵を引き付けている間に砦へ潜入し、敵の食糧庫を狙う作戦に出る。兵糧が尽きればいかな精兵と言えども戦いを続ける事は出来ない。これならば無駄な戦死者を出さずに戦を早く終わらせられるとはやるハクだったが、砦にはトゥスクル屈指の猛者の一人・クロウが待ち構えていた。
一方、囮役であるムネチカも苦戦を強いられていた。「仮面の力」が解析され対策を講じられている事に加え、敵兵を率いるのはトゥスクルのサムライ大将・ベナウィ。ハク達がクロウに足止めされる中、ムネチカの軍も次第に消耗していくが――。

感想

ベナウィとクロウが登場。二人とも前作「うたわれるもの」からの続投組ですが……なんか強さの桁が本作と一桁位違いますね。ヤクトワルトとアトゥイの二人がかり(+クオン)でも傷一つ付けられないとか、クロウの強さは化け物じみてますが、前作での描写からすると彼は「強い方」であって最強の一角ではないんですよね。そりゃあ、クオンも「ヤマトは絶対に負ける」と言い切る訳です。
クロウの台詞から、クオンが「クロウの主」の娘である事が確定。アニメ版では「彼」に子供は出来ませんでしたから、原作準拠という事か*1。クオンが徒手空拳なのにあれだけ強いのも納得(?)。
クオンを挑発するかのようなクロウの言動は、クオンが密かに決意している「自分がこの戦を終わらせる」という内心を察しているからこそ、のように見受けられますね。
さて、非常に気になる戦の行方に気を取られていたら、なんとここでミカドが退場という意外な展開に。元々、肉体改造で延命していた身の上ですからいつ死んでもおかしくはなかったのでしょうが……どうにもきな臭い。ただ単に天寿を全うしただけではないような気もしますが、どうなることやら。

*1:そもそも本作もあくまでゲーム版の方が「原作」扱いのようだから当たり前の話だが。