たこわさ

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ #19「願いの重力」感想


今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

地球へ降下すべくギャラルホルンの地球外縁軌道統制統合艦隊へ戦いを挑む鉄華団。ブルワーズから収奪した戦艦と母艦であるイサリビを囮にするという大胆な策で艦隊の裏をかいたオルガ達は、無事シャトルで大気圏に突入しようとしていた。しかしその策を読んでいたガエリオとアインの部隊による強襲を受け、一点守勢に回ってしまうが――。

感想

カルタさんのポンコツ振りがいい感じです。一見統制のとれた部隊も、どちらかというと「駄目な上司の為に自分達が頑張らないと」的な雰囲気を纏っており、大仰なフォーメーションも張り子の虎という、どこか「ごっこ遊び」の延長のようなノリでした。が、三日月に最後まで食らいつこうとした隊員(多分掛け声遅れて怒られてた人?)のガッツや使命感をみるに、真面目でやる気があった結果、腐ったギャラルホルンの空気にそぐわず閑職に追いやられた人々の集まりという側面もありそう。
ガエリオ、マクギリス、カルタの三人は幼馴染という事ですが、前回の台詞や子供の頃の体系から察するにカルタだけが少し年上、と言ったところか。一方的に、しかし一途にマクギリスに思いを寄せるカルタですが、マクギリスの本性如何によっては、彼に利用されて無残に殺される展開とかありそうで怖いw

バルバトスの単体大気圏突入については……モビルスーツ一体を盾にしたところで空力加熱に耐えられるものなんだろうか? とか疑問に思いつつも、某漫画家さんがTwitterで「イズナ落し」とか書かれていて確かに絵的にはおいしいな、と。マクギリスというかモンタークさんとの共闘シーンは、お互いに利用し合っている仲ながらもどこか通じ合っている部分もあって何とも不思議な雰囲気。

アインは最期に漢を見せたな……とか思ってしまいましたが、一応脱出装置が働いていた所をみるに九死に一生を得ている状態の様子。再起不能かもですが、それでもってガエリオが奮起する展開とかになるんでしょうか? アインはあの執着さえなくなれば非常にナイスガイなので生き残ってほしいものですが……。

三日月が自分の名前の由来である「三日月」を眺め呟く引きは実に好きな演出。