灰と幻想のグリムガル　Episode.5「泣くのは弱いからじゃない。耐えられるのは強いからじゃない」感想

今回の満足度：5点（5点満点中）
（以下ネタバレ）

あらすじ

マナトを失ったハルヒロ達。リーダーであり攻守の要でもあった彼の不在は、そのままパーティー存続の危機でもあった。誰もが次に何をすればいいのか分からない中、ハルヒロ達は酒場で同期のキッカワと出会い、新しい神官のあてを紹介される。藁にも縋る思いでキッカワの申し出を受けたハルヒロ・ランタ・モグゾーの三人だったが、その場にいなかったユメとシホルに何の相談もしなかった事、そして肝心の新しい神官メリイが非常な難物であった事で後ろめたさを感じ始めてしまい――。

感想

新キャラのメリイが登場。言っている事はいちいち最もだけれども致命的に配慮と主体性が欠けているという、これまた癖のあるメンバーが加わってしまってどうなることやら。キッカワに恐らく悪意はなかったのだろうが、助け舟どころかとんだ泥舟だったな、といったところか。
以前、パーティーの男女間に溝が出来てしまった時もそうだったが、今回もハルヒロとユメが正面から向き合う事で、パーティー再生へのきっかけを作り、やはりこの二人は物語の主人公とヒロインポジションなのだな、と再確認。最も、シホルに「誤解」されてしまった時の反応をみるにお互いを「そういった目」で見ている訳ではないようなので、安易な恋愛展開にはならなそうだが*1。
マナトの死を少々過剰に演出し過ぎていたために、この作品自体に対する評価がやや微妙になっていたが、今回の様子を見る限り今後低調になる恐れはなさそうで一安心。とはいえ、今後も人死には出るのだろうから、フォーカスを毎回のユメのサービスショットに合わせる事で予防線を張りたいと思う（ぉ*2