たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ #18「声」感想


今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

ギャラルホルンの艦隊に囲まれた鉄華団。その時、ドルトの放送局を通じてクーデリアの「演説」が全方面へと発信される、ドルトコロニーでの暴動鎮圧がギャラルホルンによる策略であり実質的な「虐殺」であると糾弾するクーデリア。激昂しイサリビを撃沈しようと押し寄せるギャラルホルン艦隊だったが、その時、ノブリスを通じてギャラルホルン統制局から圧力がかかり、攻撃中止命令が下される。
クーデリアの「賭け」の結果、難を逃れた鉄華団だったが、正面からギャラルホルンと対峙した事で予定していた地球へのルートは使えなくなってしまう。一同が考えあぐねていると、モンターク商会を名乗る仮面の男が鉄華団タービンズに接触してきて、援助を申し出てくる。うさん臭さを感じつつもモンターク商会からの大量の援助物資を受け取る鉄華団。仮面の男の真意を測りかねるオルガとビスケットだったが、彼の正体はギャラルホルンのマクギリスであると三日月が見破り――。


感想

変態仮面さんの正体は何の捻りもなくマクギリスさんでしたが……ここは捻りがあった方が色々とガッカリなので、三日月があっさり正体を見破るというシュールな件はむしろ好意的に受け止めてしまったり。マクギリスが明かした彼の「目的」は真実なのでしょうが、もちろんそれが全てではないのでしょうね。養父・イズナリオとの間にある危うい雰囲気や、イズナリオが連れ歩いている少年など、色々と示唆する要素はあるものの、マクギリスの本心が明かされるのはもう少し先かもしれません。
今回はモビルスーツ戦が殆どなかったのに、非常に面白く、前回に引き続き持ち直してくれた印象。フミタンの死を悼む艦内の様子を最後に持ってきた辺りの構成も秀逸ですね。三日月ハーレムはどうかとも思いますが(笑)。次回はまたモビルスーツ戦が多そうなので、このまま最終回まで突っ走ってほしいところ。
一点分からなかったのは、クーデリアがどうやってノブリスを動かしたのか、という辺り。一応、話の流れとしてはマクマードとノブリスがパイを分け合う事で実質的な協力関係になった訳ですが、クーデリアが事前にその辺りの事を察していたのか少々疑問だったり。「殺し文句」はまた別の言葉だったんでしょうか?