たこわさ

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ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜 #04「ヴァナキュラー・モダニズム」感想

今回の満足度:2点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

クリスマスイブだというのに、部員も予算も実績も足りていない為、音楽室も体育館も使わせてもらえず屋上で寒空の下で練習に勤しむ吹奏楽部。そんな彼らの前に現れた美女、それはハルタの姉・南風だった。チカとの再会を喜びつつも、ハルタを叱りつける南風――実はハルタは住処としていたボロアパートが取り壊されるも、実家に帰る事を拒否し学校でテント生活を送っており、南風はそれを見かねて学校までやって来たのだった。
他の姉達の玩具にされる事を恐れて意地でも実家に帰ろうとしないハルタ。しかし、クリスマスイブ真っ最中のこの日に新しい住処が即決で見つかるはずもない。草壁が厚意から自分の家に泊まってはどうかと提案するが、彼に気のあるハルタを一つ屋根の下に放り込むわけにはいかないと、チカは全力で物件探しを手伝う事に。
成島をも巻き込んで、南風のダイナミック過ぎる運転で不動産屋へと赴いたチカ達。格安物件を求めてリストを眺めていると、防音設備も整っているのに何故か格安の物件を発見。不審に思ったハルタが不動産屋に詳しい話を聞いてみると、どうやら曰く付きの物件らしく――。

感想

南風の乱暴すぎる運転シーンにも象徴されるように、本作はある種のコメディとして捉えた方が良い向きもありそうだが、それにしても「隠し部屋に隠し財産」なんてものが飛び出した日には、税務署も親戚も黙ってはいないはずなので、「良い話」で終わるエピソードには感じられなかった、というのが正直な感想。税務署には「知らなかった」では通じない場合も多いんですが……。
まあ、それはさておき。
南風は(運転を覗けば)ハルタの姉の中では一番まともなのかな、といった印象。彼女の口振りからすると、長女の目から見ても他の姉二人は「困った人」である事が伺える。実際、今回彼女が見せた人となりからはハルタが女嫌いになるような要素はあまり見受けられず、むしろ魅力的に見えた。というかナイスバディポニーテールお姉さんとか需要がない訳がなく、部長じゃなくても鼻の下伸ばすと思います!(?) まあ、私はチカちゃんのようなキュートガールの方が好(ry
成島さんは今回も「怖い話が苦手」というあざとい属性をまた一つ披露。彼女はこのままこういうポジションに落ち着きそうな予感。
今回一番気になったポイントは、Aパートの最後の方でチカが幽霊騒動を解決できない事を天野に謝るシーンで、ハルタが不思議そうな顔をしてチカの様子を眺めていた件。その後のハルタの言動を鑑みると、彼はある意味チカの為に問題を解決した部分もあるようにも思える。何だかんだ言ってチカの事を大切に想っているという事だろうか? 恋のライバルだけれども「大切な相棒」でもある、といったところか。変な恋愛関係よりもよほど「萌える」関係なのかも、などと妄想が膨らんだ。