たこわさ

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この素晴らしい世界に祝福を! 第1話「この自称女神と異世界転生を!」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
原作は未読。初回につきあらすじまとめは割愛。
味付けを間違えればいくらでも駄作になりそうな設定と物語を、実に見事に料理していて脱帽の一言。特に作品全体のテンポとギャグのタイミングが秀逸。この辺りは演出、演技の妙か。
清々しいくらいに「ゲームっぽく」割り切られた異世界の設定については少々疑問が浮かんだものの、よく考えれば古くは「フォーチュン・クエスト」などでも描かれたシチュエーションであるし、本作の場合はより「神々によって(面白おかしく)仕組まれた世界」である事を予感させるギミックにもなっているように感じ、第一話を観終わるころにはむしろ魅力的に感じて来た。アクアの知能ステータスが低い、というネタも実にじわじわと効いてくる。
カズマの「幸運が非常に高い以外取り柄が無い」という設定は古き良きRPGファンにはとても響くネタ。いやいや、LUK値が重要なゲームもあるんですぜ(?)。

一話目からヒロインたるアクアの(色っぽくない意味で)あられもない姿が全力で描かれたが、OP映像などで登場している他のヒロインズ(?)も一癖も二癖もありそうで実に楽しみ。今期のギャグ枠として期待。

絵柄は原作イラストの方が好みだが、テンポの良いギャグを描く上ではアニメのキャラデザの方が適切な印象。しかし、副題はギリギリアウトなような気が(笑)。