今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
原作は未読。初回につきあらすじまとめは割愛。
味付けを間違えればいくらでも駄作になりそうな設定と物語を、実に見事に料理していて脱帽の一言。特に作品全体のテンポとギャグのタイミングが秀逸。この辺りは演出、演技の妙か。
清々しいくらいに「ゲームっぽく」割り切られた異世界の設定については少々疑問が浮かんだものの、よく考えれば古くは「フォーチュン・クエスト」などでも描かれたシチュエーションであるし、本作の場合はより「神々によって(面白おかしく)仕組まれた世界」である事を予感させるギミックにもなっているように感じ、第一話を観終わるころにはむしろ魅力的に感じて来た。アクアの知能ステータスが低い、というネタも実にじわじわと効いてくる。
カズマの「幸運が非常に高い以外取り柄が無い」という設定は古き良きRPGファンにはとても響くネタ。いやいや、LUK値が重要なゲームもあるんですぜ(?)。
一話目からヒロインたるアクアの(色っぽくない意味で)あられもない姿が全力で描かれたが、OP映像などで登場している他のヒロインズ(?)も一癖も二癖もありそうで実に楽しみ。今期のギャグ枠として期待。
この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま (角川スニーカー文庫)
- 作者: 暁なつめ,三嶋くろね
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/09/28
- メディア: 文庫
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