たこわさ

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アイドルマスターシンデレラガールズ 第23話「Glass Slippers.」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

調子を崩してしまった卯月は、プロデューサーにしばらく仕事を休み養成所で「レッスン」したいと申し出る。明らかにおかしい彼女の様子に、プロデューサーや凛、未央は――。


感想

卯月の笑顔は、凛がアイドルの世界に踏み出そうと思った最大の切っ掛けでした。いつでも前向きに笑いかけてくれる卯月の存在は、向こう見ずな部分のある未央にとってある種帰るべき場所の目印となる「かけがえのない、頼れる」ものでした。だからこそ二人は、卯月に対して全幅の信頼を置いていた訳ですが……「笑顔の力」は本人にだけは見えない魔法だったようです。
作中の人物ならずとも、ここまで物語に付き合って来た視聴者は、卯月の存在そのものが一つの力であり魔法でもある、という事実を知っているはずですが、同時に、卯月が求めているのがそういった目に見えないものではなく、目に見える何か――美城常務が提示する冷徹な「実力」に代表するそれだという事も同時に理解できてしまい、なんとももどかしい気持ちばかりが募りますね。プロデューサーにとってみれば卯月こそが「Power of smile」の体現者なのでしょうが……きっと今の卯月にはそんな言葉もただの重荷になってしまうのでしょうね。
こればっかりは、卯月自身が自分で乗り越えなければならない問題ですが……果たして彼女はどんな答えを出すのか? やきもきさせつつ来週は特番で続きは再来週という、俗に言うクリフハンガーに近いじらせ方ですね、これ。