たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

Charlotte 第四話「刹那の本気」感想

今回の満足度:1点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

柚咲が加わった生徒会。その最初のターゲットは「念動力」で変化球を操る高校球児だった。さっそく本人のもとに赴き能力の使用を止めるよう警告する友利だったが、相手は聞く耳を持たない。そこで友利は野球勝負を持ちかけるが――。

感想

あらすじが短いのは本編に全く没入できなかった事の表れ、と思ってほしい。
麻枝准作品に慣れ親しんでいると言っていい私だが、流石に「今回も野球か」と呆れかえってしまった。能力を使ったチート野球という点は少々興味深かったが、その戦術はお粗末であり特に盛り上がりもなく、また最後は有宇のガッツ頼みという点も釈然としなかった。
最も、友利の言動には何らかの意味がある事が多いため、有宇がヒットを打てたことにも何らかの理由があるようにも見受けられる。有宇に命じた最後の「入れ替わり」は、もしかするとその辺りを示すのかもしれないが……今回の描写だけ見ると有宇の能力は能力者相手には正常に働かない、という事を示しているようにも見え。
今回一番ゲンナリさせられたのは、いい加減食傷気味な「ピザソース」ネタと柚咲の可愛いとも面白いとも思えない痛々しいアクション。もしかすると視聴者が有宇に感情移入しやすいように、あえて有宇も視聴者も呆れてしまうようなネタを要所要所に仕込んでいるのかもしれないが……。

しかし、前回までと同じく友利達があそこまで派手に能力者に接触していては、むしろ研究者の一派とやらに能力者の存在を喧伝するようなものではないかと思うが……もしかするとそれこそが友利の真の狙い、等というのは少々穿ち過ぎな見方だろうか?
そしてそろそろ、友利のころころ変わる性格が怖くなってきた。有宇に見せる無表情無感情が今の彼女の平常モードのように見受けられるが、そうすると愛嬌たっぷりに今回の投手君を激励したあれは社交辞令以外の何ものでもなく……。