たこわさ

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アルスラーン戦記 第十一章「ペシャワールへの道」感想

原作は遥か記憶の彼方……。漫画版は流し読み程度。なので、原作知識は踏まえない感想となります。
(以下ネタバレ)

あらすじ

王都エクバターナに駐留するルシタニア軍の中では、大司祭ボダンの横暴が問題視され始めていた。ギスカールは増長するボダンに牽制をかけるが、ボダンの狂信的行動は止まらず、ついに彼は子飼いの騎士団をも王都に招き寄せ自らの影響力を強めようとしてしまう。
一方、銀仮面は捕えていた万騎長サームの前で自らがパルスの先王の一子ヒルメスである事を明かし、アンドラゴラスは自分を謀殺する事で王位を簒奪したのだと語り、彼を配下に引き入れようとする。

同じ頃、アルスラーン達はペシャワール砦へと向かう途中、ルシタニアの追手により三組にはぐれてしまう。アルスラーンエラムギーヴと共に逃亡を続けるが、その最中アルスラーンを逃がす為にエラムが窮地に陥り――。

感想

どんどん展開が遅くなり演出が雑になっている印象が。ダリューン達の戦闘シーンとか、もう迫力の欠片もないというか……。

そして相変わらず「正当な王位」を掲げつつも「国土と民」を蹂躙しまくったヒルメスには何の大義もないように思え、聡明なサームが揺らいでしまう理由が薄いような、と。まあ、時代的に見れば王の権威は絶対で、大勢の民草を殺戮し国土を汚す事よりも王統が清浄である事の方が大事、という文明レベルなのかもしれませんが。
その割に文化レベルが高い気もしますが……。