たこわさ

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プラスティック・メモリーズ #05「守りたかった約束」感想

(以下ネタバレ)

あらすじ

回収間近だったマーシャが不法回収業者によって連れ去られてしまった。第一ターミナルサービスのメンバー総出で彼女の行方を探し、ようやく疑いの強い一区画を絞り込む。しかし、その区画は部長の手配したアール・セキュリティが封鎖していた。頑として道を譲らない彼らだったが、カヅキが彼らのリーダーに「三年前の事件」を匂わせると、制限付きではあるが無事通してもらえた。「三年前の事件」、それはカヅキが片足を、ミチルが「父親」を失った悲惨な出来事だった――。

感想

カヅキさんが本当の意味で「姉御肌」な人物である事が描かれ、彼女を見る目が今後は怖ってきそうです。
ミチルは……前回までの描写通り、やっぱり心底いい娘でしたね。父親として慕っていたギフティアが変貌してしまいカヅキに重傷を負わせ、最後にはアール・セキュリティにハチの巣にされたという壮絶な過去があるのに、よくもまああれだけ真っ直ぐかつ思いやりがある人物に育ったものです。暴力的なのも彼女の心根を知っていれば愛嬌くらいのものでしょう。
ツカサも、当初のイメージとは違ってきちんと思いやりを持っていたり、最後まで諦めなかったりと、好青年なんですよね。早くもミチルさんを(無意識に)籠絡しつつあるし。足りないのは経験くらいで。何故こんな彼が就職できなかったのか? ――って第一話で感じた情けなさが第一印象だからかw

しかし、マーシャが連れ去られてからあまり時を置かずに「ワンダラー」になってしまった所をみるに、ギフティアの回収って結構ギリギリまで待ってからやってるようですね。少しでも長く「家族」と過ごさせてあげたい、という配慮なのかもしれませんが、冷たい言い方をするとリスクが大きいやり方でもあるんですよね。多分、第一ターミナルサービスが冷遇されコストカットを求められているのも、そこら辺に理由があるのかな、と。