たこわさ

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シドニアの騎士 第九惑星戦役 第2話「能力」感想

原作未読。第一期視聴済み。
(以下ネタバレ)

あらすじ

巨大奇居子・ガ549に苦戦する長道達を救ったのは人語を解する謎の奇居子だった。白羽衣つむぎと名乗るその奇居子は、ガ549へ猛攻を仕掛ける。同士討ちにしか見えないその状況を利用し、衛人隊の面々はガ549とつむぎを共に撃破しようとするが、長道にはつむぎが敵ではないとの確信があり、味方の攻撃からつむぎを庇う。
長道の認識通り、つむぎはシドニアの技術によって生み出された「融合個体」だった。奇居子の能力と人間の意識を併せ持つ「彼女」は、その絶大な攻撃力を持ってガ549を撃破する。
しかし、過去にシドニアが落合の開発した融合固体により全滅しかけた経緯もあり、船員たちはつむぎへの不信感を隠せない。つむぎに罵声を浴びせる船員たちだったが、長通だけは彼女に好意的に接する。つむぎは、先だって庇われたこともあり、そんな長道に強く興味を抱くのだった――。

感想

異形のヒロインという、これまた奇抜な手を打ってくれました。しかも声が星白そのものなもんだからこれまた困ります。あんなごっつくてうねうねした本体なのに、触手で作り出したパペットの如きつむぎの「分身」がこれまた非常に可愛らしい仕草を繰り返すものだから、これはこれであり……? などと思ってしまいました。全く、私もよく訓練されたオタクだな、としみじみ。
しかし、科戸瀬博士の協力を得たとはいえ、海苔夫のような若輩者があんなに見事な融合個体を開発してしまった事を、艦長以下幹部達は不審に思っていないのですかね? 落合の補助脳からすべての知識を引き出して見せた手腕といい、彼がどこからそんな知識を得たのかは一目瞭然だと思うのですが。まあ、艦長としては海苔夫=落合だと気付いていても、あえて彼を利用してみせる、位の策士振りを見せてくれても不思議じゃないのですが。不氏の船員会を始末してしまった意図も、実はそのあたりにあるのかな、と。