たこわさ

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東京喰種√A 第11話「溢花」感想

原作一部既読。第一期視聴済み。
(以下ネタバレ)

あらすじ

「梟」=芳村を倒した事で勝利に沸くCCGだったが、その時、空より本物の「隻眼の梟」が現れ、特等捜査官達を一蹴してしまう。更に「アオギリの樹」の大群が押し寄せ、CCGは一気に絶望の淵へと追いやられる。
特等達を倒した「梟」は、動けない什造を次の獲物に見定める。「梟」のあまりの強大さに、初めて「恐怖」を覚えた什造は、「梟」の攻撃に対し為すすべなく身を竦めてしまう。そんな什造を救ったのは篠原だった。自らも重傷を負いながら「梟」の刃がから什造を守った篠原だが、遂には力尽き倒れてしまう。その光景をどう思ったのか、「梟」は放心する什造を弾き飛ばした上で、見せつけるように篠原の体を貫く。「恩人」の無残な姿を前に、足が折れているにも拘らず、什造は咆哮と共に「梟」へ立ち向かう。

一方その頃、カネキは亜門と対峙していた。亜門と戦いたくなどないカネキだったが、最早お互いの置かれた状況がそれを許さない。複雑な想いを抱きながらも激闘を繰り広げる二人。その戦いの行方は――。


感想

最後の「おと〜〜〜さん(はぁと)」がエロ過ぎて何だかもう全部それに持っていかれた気がしますが……それはさておき。

今まで「情」というものを持たなかった什造が、恐怖と悲しみ、そして怒りという激情に襲われ、必死に梟へ挑むその姿には涙を禁じえません……。什造は、元々残忍な性格なのではなく、育った環境によって感情がマヒしていたのですね。ある意味、彼も「人工的に作られた怪物」だった訳ですが、人間に戻るきっかけが「恩人」の死*1だったとは、これこそ悲劇そのもの。
そして、そんな魂の叫びも空しく、梟に完膚なきまでに叩きのめされる什造の姿も悲劇。ですがその時、彼を救ったのは、どこからともなくやってきたCCGのスーパーマン・有馬貴将! すごいぞ有馬! 強いぞ有馬! むしろお前も半喰種なんじゃね?有馬! と、何だか篠原や什造の必死の戦いが馬鹿みたいに思えるほど圧倒的な強さを誇る有馬相手に流石の梟も敗走。そもそもなんで最初から有馬を使わなかったのかは疑問ですが、きっとそれは次回語られるでしょうから今は置いときましょう。

カネキと亜門、敵同士ながらも互いに「人間と喰種の在り方」で苦悩する二人、彼らの戦いにも遂に決着が。喰種としての本能を支配し理性を保ったまま戦ったカネキ。アキラの設計により生まれ変わったクインケ・ドウジマを手にし、過去ではなく現在の為に戦った亜門。同じくらいに強い想いを抱いて戦った二人の結末は……相打ち。最後に、マスクを外し亜門の名を尋ねたカネキの想いと、「出会い方さえ違っていれば」という亜門の想い、その両者は多分同じもので、しかし状況が二人にそれを許さなかった。これもまた悲劇の形です。

政道の最期もなんとも悲しい。アキラを亜門のもとへ行かせるためにその場を引き受けた彼ですが、運悪くタタラ達という最悪の敵に当たってしまい……。駆けていくアキラの姿を見つめた彼の様子は、同期のライバルという以上の感情を抱いていた事を窺わせますが、その結果が自分自身の無残な最期と、そしてアキラを一人パートナーの死と対面させる事だったなんて、なんと救われない。

さて、亜門と相打ちになり倒れ伏していたカネキですが、その身はいつの間にか恋い焦がれた「あんていく」の中に。そして彼をそこに運び入れたのは、無二の親友・ヒデ。あれでも、ヒデくん政道の最期に出くわしてタタラ達に見つかってなかった? 普通助からないよね? などと色々と疑問が湧いてきますが、きっと次回語られるだろうから今は触れないでおきます(二回目)。

そういえば、アキラが亜門の遺体を発見したと思しきシーン、実際に画面に映されたのはドウジマの残骸で、亜門の姿は見えませんでしたが、あれももしかすると……? 色々と伏線を残してくれていますね。

伏線と言えば、「隻眼の梟」=エト=○○さんに対する伏線、結構あからさまだったのに私気付いていませんでした。この分だと、原作でもアニメでも、結構見落としている伏線がまだまだあるのかもしれませんね。そういえば鯱さんどこいった! とか。

*1:確定的に死んだかどうかはまた別の話として。