たこわさ

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蒼穹のファフナー EXODUS 第7話「新次元戦闘」感想

シリーズ全話視聴済み。
(以下ネタバレ)

あらすじ

突然、美羽に起こった急激な成長。娘に起こった異変を弓子が受け止める間もなく、シュリーナガルの基地に巨大フェストゥムが襲撃してくる。美羽を狙うかのように攻撃してくるフェストゥムを前に、美羽だけは守ろうと弓子は体を張って庇うが、建物は倒壊し弓子は瓦礫の下敷きに。無残な姿となった母親にそれでも縋り付こうと瓦礫をよじ登ろうと苦戦する美羽。その時、美羽の目の前に不思議な光が舞い降りて――。
しばらくの後、フェストゥムの襲撃から逃れた真矢達が屋外に出ると、瓦礫の下敷きになっていたはずの弓子が無傷の姿で美羽を抱え佇んでいた。姉の様子に大きな違和感を覚える真矢だったが考えるいとまもなく、フェストゥムの襲撃から逃れるために溝口らとその場を脱するのだった。

一方、竜宮島は「ウォーカー」と名付けられたアザゼルフェストゥムの襲撃を受けていた。総士がマークニヒトへ乗り込んだため、剣司がジークフリードシステムに乗り込み指揮をとるが、ファフナーの攻撃パターンを学習したフェストゥムは各機の弱点を突いた能力を持つ個体での各個撃破作戦をとり、また彗達新人が指示に従わないため各機の連携がとれず、全く反撃できないまま次々に撃破されていく。
真壁司令は起動中のマークザイン・マークニヒトを強引に出撃させようとするが、島のコアはそれを押し留め、まだファフナーパイロット達には戦う力がある、という謎めいた発言をする。訝しがる真壁司令だったが、その時、大破していたはずの芹の機体が突如として完全修復し、他の機体もそれに呼応するかのように修復、もしくは新たな能力に目覚め――。

感想

弓子さん逝ったぁぁぁぁぁぁ!! と思ったら人間以外の何かになって復活したぁぁぁぁ!!
いや、どう見てもあれは即死だったので、果たしてあれを弓子本人と捉えていいものか悩みますが、そもそも竜宮島の子供達はフェストゥムの因子の恩恵を受けている訳だし、総士や一騎のように肉体が一回消失しても元の自分として復活した例もあるわけなので、肉体的な死=完全な死ではない可能性もあるわけですが……どちらにしろ普通の人間の体ではなくなっているはず……。まあ、それでも一応は生存していると言えなくはないのですが、これが美羽が願望により弓子の中のフェストゥム因子を利用して造ったコピー的存在だとか言ったら物凄い鬱なんですが。何だか真矢も違和感を覚えているようですし、そっちの可能性も否定できませんな。

しかしこの弓子の例を見るに、前々回の総士ポエムで島外派遣組が「最初の犠牲者達」と呼ばれていたのは、一騎や総士、ナレインのようにフェストゥムと半ば同化する事によって生きながらえている、言わばフェストゥムとの共存の道をその肉体で体現しているような存在に彼らもなってしまう、という意味なのかも。もしくは更に一歩進んだ、人間型のコアのような存在だとか。

竜宮島の方も大変な事になっています。劇場版を観ていない方には、剣司の指揮がへぼいからあんなに苦戦したのだ、とか思われそうですが、剣司は現場指揮官としては非常に優秀なので、新人組の暴走と、今までにないフェストゥムの効果的な戦術の為に一方的な戦いなってしまったのだ、と一応擁護しておきます。そもそも、総士のように並行思考能力を持たないはずの剣司がジークフリードシステムを動かしているという時点でえらい負担になっているはずですし。
で、ほぼ全滅状態――芹に至っては王大人死亡確認レベルの状態*1――だったのが、島のコアが語る「新たに与えられた力」により機体と共に復活して、しかもマークザインの固有能力である武装との同化現象やらマークニヒトが度々見せていた瞬間移動やらを発動。これが凡百のロボットアニメならば「うおぉぉぉ!!」と盛り上がるところなのでしょうが、残念ながら本作は蒼穹のファフナーでありますので「うおぉぉぉ……」とならざるを得ないのであります……。マークザインと同じ能力を得た、という事は一騎と同じ程度の同化現象に襲われる事であり、またマークニヒトの瞬間移動能力はフェストゥムが操っていた時に発動していた訳で……つまり、彼らも既にフェストゥムの因子が埋め込まれているとか以上に、フェストゥム、というかファフナーと同化できる存在になってしまったという事であり。
長く続く平和を望んだ結果、それをもたらす戦いに勝つための強大な力――しかもそれは諸刃の剣――を得たという、ラストの総士ポエム通りの展開に、今後も憂鬱な悲劇が続くのだろうな、と不安半分期待半分。
まあ、私的には真矢ちゃんが生き残って幸せになってくれれば……って一騎の状態をみるにそれは無理か(;´Д`)

イグジスト(アニメ盤)

イグジスト(アニメ盤)

*1:見た目死んでるけど実際にはどうか分からないという意味において。