たこわさ

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東京喰種√A 第6話「千路」感想

原作一部既読。第一期視聴済み。
(以下ネタバレ)

あらすじ

コクリア襲撃事件で負傷した篠原を見舞う亜門。篠原は、自らを打倒した喰種「眼帯」が共食いする事で「半赫者」とでも言うべき存在となっている事を亜門に指摘する。だが、亜門の中には「眼帯」に対する煮え切らない想いがまだ渦巻いていた。そしてかつての教え子達が喰種化していたという不可解な事実もまた、彼を思い悩ませる原因となっていた。
一方で、コクリアの事件以降、アキラの態度に変化が訪れていた。以前ならば食事に誘っても「効率が悪い」と断っていたのに、何故か今度はあっさりついてきたアキラに、戸惑いを隠せない亜門。更には飲酒し酩酊状態になって亜門に絡んでくる始末。
しかし、アキラが父の事を語りはじめた時、空気が一変する。父が、妻の敵を討つために周囲にさげすまれようとも現場に留まり続けた事、男手ひとつでアキラを育ててくれた事……そして父が「自慢の部下」と語っていた亜門が、父の死を防げなかった事への恨みをとつとつと語るアキラ。
そんなアキラの言葉を正面から受け止める亜門。自分が弱かったから真戸を死なせてしまったのだと認めた上で、しかしだからこそもう大切な人間を死なせない、守ってみせるとアキラに強く宣言する。
そんな亜門の言葉に安心してしまったのか、そのままアキラは泥酔してしまう。仕方なく亜門は彼女を自宅に送り届けるが、ベッドに横たえたアキラの姿の艶めかしさに動揺してしまい、その場を後にしようとする。だがその時、アキラの弱々しい手が亜門の服の裾を掴み――。

感想

事態はどんどんと深刻な方に進んでいるはずなのに、亜門さんは部下とラッキーイベントを繰り広げてて爆笑。そらあ、普段はツンケンしているアキラさんのあんな弱々しくて艶めかしい姿を見てしまったら、いくら朴念仁の亜門さんでも情欲をそそられてしまうよな、と。エロゲ―だったらあのままHシ(略

今回、酔って饒舌になった事でアキラの本心が垣間見えた感じですね。亜門は後輩達の憧れの的だったようですし、アキラは彼の良さを父親から度々聞いていた訳で、そもそもは亜門に憧れに近い好意を抱いていたのではないかと思われます。しかし、父の死をきっかけに、亜門に対して恨みにも近い感情を抱いてしまった。相反する二つの想いと、彼女生来の気難しさから、亜門には必要以上に距離を置いた態度をとっていた、というのが実の所ではないかと。まあ、80%位元の性格なんでしょうがw
それでも、コクリアで諦めそうになってしまった自分を父の言葉を引用して叱咤してくれた亜門の姿を見た事で、彼が「父を救えなかった頼りない相棒」ではなく、「父の遺志を継ぐ者」なのだという確信を得たのかもしれません。多分、物凄く弱いであろうお酒を飲んでしまったのも、亜門と言う人物が本当に信頼に足る人物であるか、最後に試してみよう、という想いがあったのかも。*1
もしそうだとしたら、アキラの目論見は大成功という事に。ベランダで一人腕立て伏せに明け暮れる亜門の姿に一体どういう意味が込められているのか、きちんと見抜いていたようですし。なんかもう最後はバカップルにしか見えませんでしたわw

*1:どちらかというと自分をライバル視してくる同僚に対して見栄を張った、と言う方が本意かもしれませんがw