たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

ガンダムビルドファイターズトライ 第18話「スナイバル・ドラゴ・ギラ」感想

前シリーズ視聴済み。
(以下ネタバレ)

あらすじ

かつてはガンプラ学園に憧れ進学を目指していた統立学園のリーダー・トシヤ。だが、ガンプラ学園から不合格通知が届いたその時より、彼はガンプラ学園への逆恨みでしかない復讐心にとりつかれた。そして今、その妄執の化身であるスナイバル・ドラゴ・ギアがトライファイターズに牙をむく。
アブソーブ・システムにより奪った大量の粒子で攻撃・防御両面からセカイ達を圧倒する統立学園。防戦一方のトライファイターズだったが、アシムレイトの反動に耐えながら繰り出したセカイの一撃により反撃に転じる。セカイのこじ開けた勝利への道を突き進むために、フミナはウインニングガンダムの秘めたる力を解放する――。

感想

「拳を通して魂の叫びを感じる」とか、半壊したトライバーニングの立ち姿&塗りとか、Gガンダムへのオマージュ満載で同作品のファンとしてはテンションうなぎ昇りだったのですが、最後の「ウイニングビィィィム!!」のインパクトが強すぎて全て吹っ飛んでしまいました(笑)。ガンダム以外の作品へのオマージュも突き抜けてますね、この作品。
なお、作中での描写を見る限り、ウイニングのリアルモードは、SD時は各武装ごとに分割して搭載しているジェネレーターを直結して最大瞬間出力を向上させる仕組みなようで。しかも、リアルモード時に撃破されても中からSDタイプが飛び出してくるという、スーパーロボット大戦を意識したかのようなギミックまで搭載しているとは。あの変形の仕方でなんでSDの本体が残っているのかははなはだ疑問ですが(笑)。

トシヤがガンプラ学園に恨みを抱いている理由が明かされましたが……本当にただの逆恨みでしたー! いや、本当に前作と違って本作の敵キャラは半分以上小物ばっかりでその点はゲンナリします。まあ、前作は世界大会というレベルの違うステージだったので、敵も粒ぞろいだった、と好意的解釈もできなくはないですが。
しかし、トシヤがガンプラ学園を不合格になった理由はなんだったのでしょうか? キジマが「なぜ君がガンプラ学園に合格できなかったのか……」と言い出した時はその理由が明かされるかと思いましたが、ただ単にキジマも疑問だったというだけで、肩透かし。実はガンプラ学園には隠された闇が?w

大破したビルドバーニングの修復に悩むユウマの姿は、必然シアとのレベルの差を如実に表したものにもなっていて、何だか切ないですね。もちろん、合宿の時と全国大会とではダメージレベル設定が異なるし、以前はパーツの損壊もなかった訳ですが、それでも「世界レベル」と「全日本レベル」の違いを感じずにはいられないというか。
そしてまるでユウマの悩みを予見していたかのようなセイからの粋な差し入れ、ビルドバーニングガンダムの予備パーツ。チナに預けた伝言から、やはりビルドバーニングはセイの相棒――レイジの為に作った機体という事が判明しました。後半のレイジは確かに近接戦闘ばっかり行っていた覚えがあるのでさもありなん、という所。ただ、その割にはシアにチューンナップされているとかちょっとガッカリな部分もありますが、その点については以前も推測したように、ビルドストライクが戦いを経てチューンナップされていったの対し、ビルドバーニングは基本設計通りに作っただけで、ファイターへの最適化とか改良とか全くしていない状態だったから、と好意的に解釈しておきます……。
さて、激戦を終えたものの、アシムレイトの反動によるダメージは今後もセカイを蝕んでいくでしょうし、何やら彼の「兄弟子」が勘違いから敵愾心を持ち始めてしまっているようで……。というか兄弟子さん、器が小さすぎるよ! また小悪党キャラなのか。