たこわさ

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ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 第28話『「アヌビス神」その1』感想

原作既読。
(以下ネタバレ)

あらすじ

ナイル川をカイロに向かって下る一行。途中立ち寄った町でポルナレフな「アヌビス神」を名乗る剣士のスタンド使いに襲われる。アヌビス神の人体以外の物体を透過する斬撃に苦戦するポルナレフだったが、奥の手である「刀身の発射」によるなんとか撃退に成功する。だが、アヌビス神の使っていた刀の美しさに魅入られたポルナレフは、何かと理由を付けてその刀を持ち帰ってしまい――。

感想

刀のスタンド・アヌビス神が登場。エジプト編になってからは予め視聴者にスタンド使いの正体と能力が明かされるパターンが多い印象ですが、これはやはり原作連載当時、マンネリを防ぐ為にミステリ要素部分を倒叙形式に変えた、という事なんでしょうかね? もちろん、事前に視聴者(読者)へ明かされる能力は一部であって、その全容はストーリーの進行と共に明らかになっていく、という楽しみも担保している訳で、「いつものノリ」を感じつつもまた新たなパターンで物語を楽しめるという、一石二鳥な構成ですな。
さて、敵との一対一で久々に騎士らしい格好よさを見せてくれたポルナレフですが――そもそも不用意に一人行動していたり、見るからに怪しげな刀の術中に容易く嵌ってしまったり、相変わらず二枚目半を通り越した三枚目振りは健在なようで。本当に、なんで連載当時ポルナレフの事が好きだったんだろうな、自分、と返す返すも不思議に思い……。