白銀の意志アルジェヴォルン 22「鹵獲」感想

（以下、ネタバレ）

あらすじ

イズミから独立第八部隊に下された命令は、カイエン准将に与するサモンジ率いるペルフェヴォルン部隊の打倒だった。かつての上官との戦いに隊員達はそれぞれ動揺を隠しきれない。ペルフェヴォルン部隊・アルジェヴォルン・インゲルミアのシュトゥルームβ部隊の三つ巴となったその時、サモンジの秘策が――。

感想

反逆者には与しないが、友人の想いを尊重して彼の意に沿うよう事を運ぶイズミの姿には、ちょっと熱いものを感じてしまったのですが、それ以上にそんな男達の思惑に振り回されるのをよしとせず、単身サモンジを討ちに行こうとしたスズシロと、サモンジの真意――恐らくはトキムネ達隊員を戦場から遠ざける目的――を察しながらも「余計なお世話だ！」と言わんばかりに彼に一矢報いようと立ち上がった第八部隊の隊員達の姿にカタルシスを感じてやみません。
サモンジという偉大な父を乗り越えようとする隊員と言う子供達、という図式は素敵ですね。
しかし、ペルフェヴォルンに搭載されていた系統機のコントロールを奪ってしまうシステムですが、あれってやっぱりキベルネスが保身のために搭載していた機能なんでしょうかね？ とすると、ペルフェヴォルンも更なる上位機に丸ごと乗っ取られる可能性と言うのもあり……。

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