たこわさ

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甘城ブリリアントパーク 第3話「テコ入れが効かない!」感想

原作既読。
(以下ネタバレ)
正式に甘城ブリリアントパークの支配人代行を引き受けた西也は、早速さまざまな施策を実行に移す。臨時休園しての園内一斉清掃、入場料30円キャンペーン、更にはラティファまで動員しての水着宣伝動画の配信……。必然、モッフル達一部の従業員の反感を買う西也だったが、そんな彼らも次第に西也の本気を知り――。

西也の打った手は奇手というよりはむしろ常識的なそれが多くて、おいおいモッフルさん達今までどれだけ無能だったのよ? と疑問を呈したくなるわけですが、今までの描写から見るに「職人はそろっているけれども商人は誰一人としていない」状況だったという事でしょうから、それもやむなしといった所なのかも。
逆に言えば、従業員の向こうを張れるだけの度量を持ったマネージャーがさえいれば、キャストの質自体は決して低くないのだからまだこのパークに希望はある、ともとれますね。
しかし、そんな中でモッフルがまたやらしてしまいました……。一応、被害者の記憶は消したので刑事事件になることはないとはいえ、今までもこんな事態があったであろうことは想像に難くなく。あれですね、ダメ球団唯一の強打者が素行不良でむしろチームの足を引っ張っているとか、米国の野球映画にありそうなシチュエーションってやつですね。
散々プロプロ言っておきながら客に手を上げたり、ラティファの水着の件で西也にくってかかったり、公私混同甚だしいこの四番打者の意識改革が西也にとっての最大の課題の一つになりそうですが、偽りのない真剣な態度を見せる事でモッフルから一定の信頼を得る事には成功したようで、全てが西也の思惑通りだとすると中々末恐ろしい青年ですね。
しかし、前かがみ……もといトリケンと編集したという「モッフルDQNをしばく動画」は、どうやってモッフルへの印象をよくしたのか気になりますね。そもそも炎上商法が目的でしょうから、それほどいじっていないでしょうし、そもそも「被害者」から訴えられる可能性はないわけですが、それにしても結構な博打な気が。

ちなみに、原作最新刊は本日発売です。
ラティファを抱っこする西也という、このカップリングが大好きな私には非常に眼福な表紙でございます。
しかし、アニメイトに行ったのに恐ろしく入荷量が少なかったので原作組としては悲しい事この上ないのであります……。