月刊少女野崎くん 第十一号「米しよっ」感想

原作既読。
（以下ネタバレ）
「恋しよっ」を盛り上げるアイディアに悩んでいた野崎に、千代はびっくりどっきりするような展開を提案する。が、野崎はそれを恋愛的などっきりエピソードではなく、日常のびっくりどっきりであると勘違いしたのか、翌日の学校で千代にどっきりを仕掛けると言い――。

相変わらず野崎の斜め上発想が恐ろしいわけですが、一番恐ろしいのはどっきりさせるつもりのなかった「一緒に下校する」というイベントが一番千代をどっきりどころかドキドキさせたという、天然ラブテロリスト振り何だと思います。しかし「一緒に帰りたかっただけだけど？」という野崎の言葉は色々意味深ですよね……。

Bパートは野崎家で男子三人とお泊り会。何でもかんでも少女漫画の肥やしにしようとあれやこれや画策する野崎が、自分の恋愛話には全く鈍感で、せっかくみこりんが話を振ってくれたのに寝てて聞き逃すという天然振りなのは、なんとも皮肉と言うか笑えるシチュエーションというか。
しかし、周囲にはバレバレな千代の恋心が、あのメンバーの中では一番リアルタイムで恋愛に近いところにいるはずの若松にだけ分かっていない、というシチュエーションも中々面白い、というか微笑ましい。若松の事だから千代の想いをしったらあれやこれや世話を焼いてしまいそうですが、あの二人が揃うと不思議な癒し空間が生まれてしまうので、そういった雰囲気にはまずならないのでしょうねｗ

さて、早いもので次回はもう最終回。なんだか千代の恋愛が報われてしまいそうな前振りですが……二期を切望する身としてはそれも複雑だったり。千代ちゃんの恋が実る事自体はうれしいのですが。ジレンマ。

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