原作未読。映画版視聴済み。
(以下ネタバレ)
ペコとスマイルによる決勝戦が始まった。万感の想いを込めてプレイするスマイルの表情には、「ロボット」と呼ばれた冷徹なそれは欠片も無く――。
ペコによるスマイルの救済をメインにすえつつも、周囲の人々の想いも上手に絡めて見事な群像劇に仕上げてきました! 特に小泉達指導者の世代が、紆余曲折あっても「卓球馬鹿」として仲良く談笑している件が秀逸。ペコは対戦した相手だけでなく、その関係者さえも救った本物のヒーローだった、という事か。
エピローグでスマイルが選手を辞めていたのはちょっとショックな気もしますが、すっかり気さくな兄さんになったドラゴンや、日本に骨を埋める覚悟を決めて見事成功した姿を見せたチャイナが描かれたので、やはりハッピーエンドという他無いか。
原作と同じく、癖の強い絵柄で見る人を選ぶ印象がありましたが、終わってみれば実に美しく洗練されたアニメーション作品でした。
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