たこわさ

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ノラガミ 第5話「境界線」感想

(以下ネタバレ)
半ば強引に「面倒を見る」と自宅に雪音を連れて行くひより。久しぶりの温かい風呂・暖かい寝床を喜ぶ雪音だったが――。
「雪音は闇を恐れる」夜トの語った言葉の真意はひよりには量りかねるものでしょうが、視聴者は夜トが垣間見た雪音の生前――その死因を断片的ながらも察せられるだけに、雪音が(自身は記憶を失っていても)本質的に不安定な心を抱えている事が分かってしまい……。
彼のそんな弱さ、恐らくはその死が親に起因する事から潜在的に抱えている「親」という存在へのネガティブ意識が、少女の霊に辛い言葉を浴びせてしまい、取り返しの付かないことに。夜トも護身術を雪音に教えるくらい心配しているのなら、漂う霊への対処の仕方や「してはいけないこと」位教えてあげればいいのに、と思ってしまいますが、何か教えない理由があるのかも。
――そして、そんな夜ト達の抱える複雑な状況の裏で、彼らを監視する謎の女神一派が……。