たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

ノラガミ #01「-家猫と野良猫と尻尾-」感想

原作は概ね既読。原作のネタバレは極力しません。
(以下ネタバレ)
かつて原作者のあだちとか氏が連載していた「アライブ -最終進化的少年-」のアニメ化が企画されるも、担当アニメ制作会社の経営悪化により企画が中止となり、更には同じ年に脚本担当の河島正氏が逝去するという不幸がありましたが……今度こそ念願のアニメ化!! 天国の河島氏も喜んでくれている事でしょう……。*1
さて、アニメの感想に戻りますと、まずは主人公である”野良神様”夜トとヒロイン(?)である壱岐ひよりの出会いから描かれましたが……ボーイミーツガールというには中々に殺伐としたシチュエーションですね。かたや一般人からは認識されない「神様」であり、かたや死にかけて人間と妖怪の間のような中途半端な存在になってしまった少女。単純な恋愛関係にはなりそうもない二人です(笑)。
冒頭でいきなり相棒に愛想を尽かされた事からみても、夜トはろくでもない神様には違いないのでしょうが、願い事の対価が5円と破格だったり、幼い少年の他愛ない――しかし切実な願いの為に奔走したり、根っこの部分では善人(善神?)なようで。ある意味ツンデレ主人公になりそうな感じです。
作画も安定、というかキックボクシングのシーンの躍動感が物凄かったですが(笑)、これを崩さずに完走してもらいたいところ。

*1:本作の連載開始時のコメントであだちとか氏は「(前略)この作品を天国にいらっしゃる河島正先生に捧げます」とコメントしていました。・゚・(ノД`)・゚・。 →参考:コミックナタリー - 「アライブ」あだちとか新連載、主人公は気分屋の自称“神”