たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などの感想を中心にお送りする雑多ブログ。

革命機ヴァルヴレイヴ #24「未来への革命」感想

(以下ネタバレ)
エルエルフやアードライの手によりドルシア総統がマギウスである事が全世界に明かされた。101人評議会はすぐに情報統制を行うがそれを見越していたエルエルフは真偽入り混じった「マギウスである要人」のリストを世間にばら撒いており、世界は疑心暗鬼の渦に……。一方、ハルトはカインの駆るヴァルヴレイヴ二号機の改良機・ダーインスレイヴに苦戦を強いられていた――。

いい最終回、とはとても言えませんが何とか(強引に)まとめたな、という印象。謎と呼べるもので明かされていないものはなく、物語としてはまあ終わったと言えなくも無いんですが、いかんせん不完全燃焼な印象が拭えず。
エルエルフが101人評議会を妥当する為にとった手段が、民衆に疑念を植え付けて魔女狩りの如くマギウス狩りが横行する世界に変えてしまう、というのが実に乱暴でがっかり。まあ、恐らくはドルシア王統派と連携して「101人評議会が人類を裏から支配しようとした『悪いマギウス』で、ジオールは人類との共存を望む『良いマギウス』と協力して101人評議会と戦っていた。ドルシア王統派はジオールと協力して云々」みたいな建前をでっち上げるため何だろうけど。それにしたって、101人評議会と共倒れになりかねない作戦だよな、と。
ハルトとカインの最終決戦については、エルエルフの技量、ハルトがルーンを限界を超えて消費、ピノがハルトの力になりたいと願った、という三つの要素が重なった結果の勝利、と解釈したので「なんだかよく分からないが勝った!」という印象は受けず。
ハルトが結局死んでしまったのは、流石にテンプレ過ぎるな、と。抜け殻になったハルトをエルエルフが仲間のもとに連れ帰るというΖガンダムエンドでも良かったんじゃないかな、と。
最後の最後にエルエルフがハルトにデレたのは、以前アードライの回想の中で明かされたエルエルフの「素顔」を知っていたので違和感は覚えず。むしろ、アードライ以外にやっと出来た「友」と呼べる人間を喪ってしまった事でエルエルフの鉄面皮が剥がれたのは自然な流れ。
ヒロイン勢に関しては、きっちりと「自分」を示してくれたサキやアキラに対して、ショーコは最後までいい所なしでした。一応、遠い未来までハルト達の遺志を伝える事で贖罪を果たそうとしているのでしょうが……。逆に最後の最後で「当たり前」の事を言って生徒達の疑心暗鬼に満ちた心を解きほぐして、年長者としての面目躍如を果たしてくれた七海さんは見事なヒロイン振りでした。
後日談は正直物足りなく、あと5分位でいいから描いて欲しかった。恐らく同じ程度にしか後日談が描かれなかった「コードギアス 反逆のルルーシュR2」では全く不足感を覚えなかったのに、本作は本編でのカタルシスがそれほどでもなかったので物足りない感を埋めるためにもエピローグはもう少しどうにかならなかったのかな、と。サトミ達の結婚式のシーンはテンプレながらも楽しかったですが。別人のように雰囲気が柔らかくなったエルエルフや、ブーケを見事にキャッチしてしまいサキや姐さんから冷たい目で見られるアードライとか、いがみ合っていた人達が同じ場所で笑顔を浮かべられている光景とか。
一応ドルシア、ジオール双方の首脳陣が集まっていたその結婚式の光景から、第三銀河帝国がドルシアとジオールの合併した姿、という事は想像が付くのですが、やっぱりその成立までのあらまし位は語って欲しかったな、と。皇子がエルエルフの子孫なのかアードライの子孫なのかとか気になったし。
そして何よりラストで登場したハルト達の銅像がギャグにしか見えず、最後までヴヴヴはヴヴヴでしかなかったなぁ、と。なんともはや。