たこわさ

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「問題児たちが異世界から来るそうですよ? 暴虐の三頭龍」オリジナルアニメ ブルーレイ同梱版 感想

アニメは普通でしたが原作は豪い面白くて一気読みしてしまった本作。久々の新刊+TVアニメ版スタッフ&原作者脚本によるオリジナルアニメという事ですが、出来の方はどんなものやら。
(以下ネタバレ)
小説の方は本編+以前webに掲載されていた短編をまとめたものでした。webの方からは既に消えているので、未読の方には十分に楽しめるんじゃないでしょうか。
気になるのは本編の方で、今まで物語のジョーカーというかワイルドというか、文武両道で知略にも優れている「もうあいつ一人でいいんじゃないか?」状態だった十六夜が絶体絶命のピンチを迎えた前巻の引きからどう展開するのか、とドキドキしながら読みましたが……何だか状況が更に悪くなっているようなw
飛鳥が魔王クラスの敵と単身で渡り合えるようになった事は大きいですが、一方で最近成長著しかった耀が自分の能力を超えた幻獣の力を行使した結果、ギフトを失ってしまう(((一時的なのか永続的なのかは現時点では不明。))という、黒ウサギの二の舞状態になってしまうとは。
十六夜の方も「切り札」を使ってもようやくアジ=ダカーハに手傷を負わせた程度で、自身は既に満身創痍という前回の引き時点よりも更に悪い状況になっている訳で、ここからの逆転劇がさっぱり見えないわけですが……。ここはやっぱり「殿下」達がジンの誘いに乗って味方についてくれるとか、そんな展開になるんでしょうか? それとも上層の神々の介入が始まってしまい事態が混迷を極めてしまうのか?
主人公三人の生い立ちに関する謎もようやく明らかになりつつあるのに、ここでまた冬まで待たせるとか……。
ちなみに、OVAの方は良い意味でも悪い意味でも酷かったですw TVアニメ版そのままのノリで安心したような、もっと突き抜けて欲しかったような。(参考記事:問題児シリーズ8巻限定版BD付き 「黒ウサギが白濁液まみれ、女の子たちが裸に」 - アキバBlog