とある科学の超電磁砲S 第13話「一方通行」感想

とある科学の超電磁砲S 第1巻 (初回生産限定版) (特典ディスク付き) [Blu-ray]

第一期視聴済み。漫画版既読。
（以下ネタバレ）
ツリーダイアグラム破壊という美琴のもくろみは、当のツリーダイアグラムが既に存在しないという事実の前に瓦解。御坂妹と緩やかな日常を過ごしていると思っていた上条は、「妹達」の存在を突きつけられ……。
上条の前にぞろぞろと姿を現すこと自体、計画の漏洩同然なんじゃ？ というツッコミも入れたいところですが、この個人の力ではどうしようもない、組織や集団による陰謀が目の前に現れた時の絶望感こそが「妹達」編の真骨頂だと思っているので、演出としてはいい感じ。
他方、一方通行も残虐性ばかりがクローズアップされてきましたが、最初の実験の時に見せた戸惑いの仕草から、彼が言動通りの粗野で残虐なだけの人物ではない事が伺え……。
今更ですけど、本作も「子供たちが大人の欲望の犠牲になるお話」なんですね。