たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

進撃の巨人 第9話「左腕の行方」感想

原作は連載を読んだり読まなかったり。原作の内容には触れないor触れる時は前もって明記するスタンス。
(以下ネタバレ)
リヴァイ兵士長のスタイリッシュアクションと陰険そうな顔と態度の癖に部下の最期に「もっとも欲しいであろう言葉」を優しく投げかけるツンデレ振りにもうメロメロです。一個旅団並みの戦力となると、某エルエルフさんの向こうをはる戦闘力という事になりますか(笑)。
この世界での旅団がどの程度の規模を表すのか不明ですが、少なくとも数千人の兵士に匹敵する戦闘力という事になり、一騎当千・万夫不当を地でいく最強振りですなぁ。奇しくも今回のエピソード中で、同じくチート級の強さを持つミカサが100人の兵に匹敵する能力と評されている事から考えると、その凄まじいまでの強さは推して測るべし、と言ったところか。
もっとも、立体機動も剣も消耗品である事を考慮に入れると、ただ単に腕っ節が強いだけじゃなくて戦術的判断能力にも優れている、と考えるべきなんでしょうが。一兵卒ではなく「兵士長」という責任ある立場にあることからもその事が伺えますね。
さて、人類最強の紹介が終わったところで場面は再びエレン達の元へ戻ります。
案の定、エレンが巨人から出てきた事を目撃した駐屯兵団の面々はエレンとそれを庇うミカサ・アルミンを「危険なもの」と判断して取り囲んでしまいました。ジャン達のように一定の信頼がおける仲間達とも引き離され、いささか冷静さを失いヒステリー状態になる兵団の面々を説得できるわけもなく、無情にもエレン達に向けて榴弾砲が発射されてしまいました。
ここでエレンが巨人化の方法を記憶の底から呼び覚まし*1「巨人の体」が瞬時に出現し榴弾を防ぎ――コテコテの展開ながらも、よく考えればここでエレンが巨人化出来たとしても、命を永らえただけで実は何の解決にもなっていないので、まだまだ緊張感を持って観られますね。まさか駐屯兵団をけちらして逃げる訳にもいかないので。
とはいえ、まさしく死中に活を見出したエレン達。巨人化という諸刃の剣を武器に、どうやって人類に自分達を信じてもらうのか……。

*1:エレンの父が注射を打つ際に「彼らの記憶が教えてくれる」と言っていた事からそう推測される。