たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 第8話「俺が後輩とひと夏の思い出を作るわけがない」感想

原作既読。アニメ前期視聴済み。
(以下ネタバレ。原作要素はカットされた部分のみネタバレ)
爆笑させられたりニヤニヤさせられたりが続いた後にどん底に落とされるというまさかの展開。原作でもそうでしたが、やはり本作のクライマックスはこの辺りだよな、と。
初デートで浮かれすぎて「神猫」にクラスチェンジしてしまった黒猫に対して、やれやれとため息をつきつつもほめる事を忘れない京介は思ったより大人ですね。でも、手を繋いだだけで鼻血が出そうなくらいドキドキしてしまうってどんな純情ピュアピュアBOYですか! 黒猫は本当に鼻血吹いてたので京介に輪をかけて純情ですが。
黒猫の妹達とも仲良くなって、いよいよ彼氏彼女らしくなってきた京介と黒猫。二人連れ立って花火大会を観に行きますが、その時の京介が手を差し伸べる絶妙のタイミングが「誰だよこのイケメン」ってな感じで、第二期に入ってから格好いいところがなかった京介にようやく見せ場が訪れたな、と。黒猫も「神猫」で見せた久々の全力邪気眼と浴衣姿の可愛らしさのギャップが凄すぎて破壊力抜群でしたね。
そして重要なのが、京介の口からはっきりと「好き」と黒猫に伝えたのが今回が初めてだという事。告白の返事は「よし、付き合うか!」だったし、少なくとも描写された限りでは京介が黒猫に「好き」だとはっきり伝えていなかったんですよね。
最後に黒猫が「先輩と別れる」というノートの記述を指差した理由は次回以降に明かされるのを待つとしても、多分彼女の目的の一つは「京介が自分を好きでいてくれる事を確かめる」といった所だったのだろうな、と。まあ、彼女が「先輩と別れる」なんて選択肢を指し示した理由は、要所要所で彼女が見せた憂いの表情や、桐乃が自分たちの交際に遠慮している事を心底寂しく思っているところ、そして京介に見せた「黒猫の願う理想の未来」のイラストを見れば想像は付くところですが。
桐乃といえば、兄の部屋から黒猫の艶っぽい声が聞こえてきて勢いでドアを開けていましたが、本当に二人がエロい事をしていたらどうするつもりだったんでしょうか(笑)。あと、何気に黒猫が「私は貴女の何?」と桐乃に問いかけ、桐乃が「友達……?」と戸惑いながら答えたら、黒猫が物凄い赤面していた事実は見逃せませんね。黒猫は桐乃の事も京介の事と同じくらいに好きなんだ、という事が示された場面でもあったり。
しかし、本当に衝撃のラストでしたが、その後のEDも色々な意味で衝撃でした。確かEDイラスト描いているなかじまゆかさんって、京介と黒猫のラブラブエロエロ同人誌描いてませんでしたっけ(笑)

そういえば、冒頭で京介が怪我をしていた理由はTVアニメじゃ明かされなさそうですね。やはり特典映像が多めになるんでしょうか? 何故素直に2クールにしなかったのか……。