たこわさ

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銀河機攻隊マジェスティックプリンス #008「ケレス大戦」感想

(以下ネタバレ)
敵の奇襲と指揮官の無能から戦線は大混乱に陥る。そんな中でもイズル達チームラビッツと先輩達のチームドーベルマンは果敢に戦うが……。
物量で圧倒的優位に立ちながらも劣勢を強いられるという事で、先輩達が死んでしまうんじゃないかと冷や冷やしながら見ておりました。結果的には彼らの優秀さが示されたわけですが、それでも戦局全体を見ると押され気味なわけで。
今回は何と言ってもアサギの男らしさが光りましたね。*1イズルからチームを託された途端にいつもの頼りない彼とは大違いのリーダー振りを発揮し、単機でも縦横無尽の大活躍。他のメンバーもそれぞれその突出した能力を遺憾なく発揮し、チームドーベルマンの先輩達をもうならせるほど。
反面、彼らがこのまま「軍人らしく」なってしまうと思うと少し寂しい気持ちも湧いてきたり。ここら辺は、今まで脚本側で丁寧に彼らの人間性を描いてくれたからこそ、抱く感情でしょうね。
さて、一方でイズルは敵方のエースと思われる機体に付け狙われ、熾烈な一騎打ちを強いられます。おやっさんが感心したようにイズルが持つマシン性能をフルに引き出す才能も末恐ろしいものがありますが、それを紙一重の差とはいえ超えてくるジアートの腕前は更に恐ろしい。
そして、決闘の果てにお互いの姿を垣間見た――というより、イズルの姿が露出したためにジアートも己の姿を晒して礼を尽くしたようにも見える――ことで、物語はいよいよ「ウルガルとは何物なのか?」という核心に迫ってきそうです。イズルがジアートの姿にテオーリアの面影を見た、というところも気になります。

*1:彼の胃痛は一種の精神安定作用、というか「逃げ場」であり、彼本来の能力は逃げ場がなくなったときにこそ発揮される、とも見えましたが。