たこわさ

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進撃の巨人 第6話「少女が見た世界」感想

原作は連載を読んだり読まなかったり。
(以下ネタバレ)
アルミンを庇って巨人に飲み込まれてしまったエレン。茫然自失のアルミンは何故か無事なままコニー達に発見される。一方、精鋭部隊に配されたミカサはエレンの死を知らないまま初陣を迎え、新兵離れした働きを見せていた。そんな彼女の脳裏に、虫の知らせの如く、かつてエレンと出会い救われた日の思い出がよぎっていた――。
エレンを喰った巨人を前に何故アルミンが無事だったのか、謎は尽きませんが、その真相を探る間もなく巨人達の進撃は続きます。遂に避難民達の群れにまで巨人が到達してしまったその時、颯爽登場のミカサが本当に強い! エレンの事が無かったらミカサのスタイリッシュアクションにブラボー! オオ! ブラボー!! と叫んでいるところです。避難の邪魔となっていた商人を黙らせた手際も見事。
でも、そんなミカサですが、彼女も最初からこんなに強かった訳ではありませんでした。
幼い日、希少人種だというだけの理由で理不尽に家族を奪われ攫われてしまったミカサ。その危機を救ったのがエレンでした。子供とは思えぬ度胸と戦術で大の大人二人を瞬殺したその手際は、身体能力によるものではなく、ひとえにエレンの持つ生来の心の強さによるものだったのでしょう。――母親を目の前に巨人に喰われてもなお、その心が折れなかったように。
そして普通の少女だったミカサはその強さ(そして恐らく優しさ)に触れたことで「生まれ変わった」と言えるでしょう。「東洋人」特有の能力なのか、恐るべき身体能力もその時、戦う覚悟と共に自在に操る事が出来るようになった様子。
しかし、彼女にそんな強さを与えてくれたエレンは巨人の餌食に……。心の支えを失ったミカサはどうなるのか? 次回も待ち遠しい。

そういえば、原作漫画はアニメを追うように単行本を買い足しています。私にしては電子書籍で。小説は見るに耐えないものでしたが、漫画の場合は「画像」なので電子書籍になっても読感*1が変わらないんですよね、私の場合。

*1:昔から使っているけれども「読感」という言葉は日本語として怪しいよな、と。原典はどこだろう。