たこわさ

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 第6話「ようやく彼と彼女の始まりが終わる。」感想

原作未読。
(以下ネタバレ)
助けた犬の飼い主が由比ヶ浜である事を知った比企谷は、「もう俺に気を使うな」と由比ヶ浜を突き放してしまう。それから一週間、由比ヶ浜が奉仕部を訪れる事はなく……。

よし、人間関係をリセットする事に成功した

この辺りの比企谷に向かって本気で「このド阿呆!」とツッコんでしまいました。リセット所か由比ヶ浜が明らかに傷付いている事に気づいていない――もしくはあえて気付こうとしていない――比企谷の態度には心底もやもやさせられます。
一方で、「友達」だと思っていた由比ヶ浜が奉仕部に寄り付かなくなってしまったことで寂しさを感じている様子の雪ノ下。何とか由比ヶ浜を部に戻そうと不器用ながらに頑張っている姿がなんだか健気ですね。
そして、由比ヶ浜の誕生日(ただし未確認)を祝うべく、比企谷と彼の妹・小町を引き連れてショッピングモールへ繰り出した雪ノ下。その私服は質実剛健なものかと思いきや、意外にもやや幼さを感じさせるような可愛らしい格好。で、何だかんだと小町の策略で比企谷と二人っきりにさせられてしまいましたが……そもそも同級生女子の可愛らしい私服に何の感想も漏らさないような駄目なおにいちゃんに男女交際は無理だろう分かれよ小町ちゃん、などと思ってしまった(笑)
しかし、雪ノ下の不器用さも筋金入りですね。比企谷が女性向けの店が多い中で浮いてるからって、カップルの振りをしなくたって、ただのツレとして振舞ってもらえばいいのに。――ああ、そういえば彼女には異性のツレなんているわけもなかった(ぉ
比企谷も比企谷で、いくら相手にその気が無いのが分かっているからといっても「別にお前とカップルの振りするのは嫌じゃない」とか面と向かって言われたら、むしろ相手の方が勘違いしてしまう訳だが、本当に「策士策におぼれる」の典型例なザンネンな男ですなぁ……。
やけに外面の良い雪ノ下の姉との遭遇という突発イベントをこなしつつ、買い物を続ける比企谷達でしたが、そこに逃げ出した愛犬を追いかけてやってきた由比ヶ浜の姿が。比企谷と雪ノ下が休日に二人で買い物をする仲だと誤解して動揺する由比ヶ浜ですが、それは「比企谷が雪ノ下と付き合っている」事がショックなのか、「雪ノ下が比企谷と付き合っている」事がショックなのか、それとも奉仕部という二人の愛の巣(笑)に邪魔者として闖入していたという事を恥じたのか……。これ、肝心の由比ヶ浜もよくわかっていないのかもですね。
そんなこんながあって、最終的には由比ヶ浜の誤解を解き、雪ノ下の一言で「また最初から」始める事になった比企谷と由比ヶ浜。万事これで解決、のはずなのですが比企谷は雪ノ下の様子が気になったようで。
互いのいらん気遣いで変に仲がこじれてしまった「あなた達」はやりなおせるのだと、雪ノ下は言いました。まるで、他に「やり直せない」誰かが存在するような口ぶりで。だとすれば、恐らくそれは他ならぬ雪ノ下自身のはずで……。
まだまだ一波乱がありそうです。