たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

今月からファイブスター物語が連載再開しましたが

流石は永野護、半端な事はしませんでした。
(以下連載分ネタバレ)

詳しくは上記記事および現在発売中の月刊ニュータイプ5月号をご覧ください。
まさか、「ファイブスター物語」と銘打っておきながら中身が「ゴティックメード」に差し変わっているなんて誰が予想したでしょうか? 数日前から2ちゃんの永野護スレが大炎上してたらしいですが*1、これは騒がれる。というか旧来のファンほど何が起こっているのか理解できないレベル。
以前にも、前説明無しで謎のファンタジー世界が描かれて「実は年表にも載っていない遥か未来の出来事でした!」って途中で明かされたり、謎の学園漫画が始まったと思ったら舞台と一部のキャラクターの容姿・名前を変えてあるけどほぼほぼファイブスター物語内での出来事とイコールになる番外編でした! なんて事もありましたので、今回もある種のネタだと思いたいですが――ファイブスター世界で「絶対」とされてきた年表までゴティックメードバージョンに改変されてしまっているので、もしかすると永野はこのままゴティックメードを書き続けるつもりかもしれません……。
デザイナーとしては、そりゃあ20年以上前のデザインとかそのまま使い続ける事を苦痛に感じることもあるでしょうから、何か新しい試みを取り入れたいという気持ちは理解できますが、だったら完全新作でやれよ、というお話なわけで。ファイブスターという本当にコアなファン層に支えられている作品を、作者の思いつきだけで全く別物に――既に描かれているエピソードとの互換性すら無視して――リファインしてしまうって、商業作家のやることなのかねぇ? と疑問に思ってしまうわけですよ。
つーか多分、これが「うれしい驚き」だったら誰も怒りはしないんでしょうが、今回公開されたモーターヘッドゴティックメード達の変わり果てた姿とか、名前さえも改変し尽くされ最早原型もとどめていない所とか、誰得よ? ってな訳で。少なくとも私は大好きなシュペルターが不細工極まりない三流の悪役ロボみたいになってしまっていて非常に悲しい思いをしました……。
いやー、来月号読むのが怖いな。

*1:私は2ちゃんとか直接に見ない人なので噂で聞いたのみ。