たこわさ

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「八重の桜」(1)感想

八重の桜 1 (ジャンプコミックス)

八重の桜 1 (ジャンプコミックス)

現在放映中の大河ドラマ「八重の桜」を原案としたまさかのコミカライズ、その第一巻が発売となりました。
(以下ネタバレ)
漫画担当は「パパのいうことを聞きなさい!」のコミカライズも手がけた竹村洋平氏という事で、一見萌え漫画っぽくも見えてしまうのですが、蓋を開けてみれば驚くほどに熱血少年漫画のノリ。それでいて絵柄から受ける印象の通り、主人公・八重のじゃじゃ馬ながらも朗らかで時にコミカルな可愛らしさを描くことも忘れていないので、表紙買いをして「騙された!」という事はないと思われ(ポロリもあるよ!)。
掲載誌がジャンプS.Qという事もあり、少々ドタバタコメディとしての味付けが強い気もしますが、幕末という大きな歴史の転換点における「個人レベルではどうにもならない大きな流れ」の中で、人々が抗い、流され、時に潮流にのって活躍していく様はきちんと描かれており、「大河」に必要な要素も決しておろそかになっていない印象。
ちなみに、原作ドラマではなんだか可哀想な役割な与七郎は、本作でも実に可哀想な扱われ方をされております(笑)。まあ、イケメンくんなんですが。