たこわさ

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俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 第12話「戦略の結末は修羅場」感想

なんか、次回予告でも本編でも上記サブタイトルだったんですが、公式サイトでの告知文によると本当のサブタイトルは「謀略の結末は修羅場」だったんだそうな。公式サイトの表記が間違っている例はよく見るけど、本編が間違っている例ってのははじめてみたかも。だって、言われなきゃ分からんしw
原作知識なし。
(以下ネタバレ)
偽恋人疑惑をかけられたまま合宿がスタート。鋭太と真涼はあの手この手で恋人らしさをアピールしますが、そもそも恋愛アンチ同士の偽カップルに自然な恋人プレイが可能なわけはなく、他の三人の疑念は高まるばかり。しかしそんな中でも、千和・姫香・愛衣の三人は自演乙の会の絆を深めようとお揃いのストラップを鋭太と真涼にプレゼントするなど、お互いへの思いやりを忘れていなかった。その事実に鋭太と真涼は……。
千和がいい子過ぎて軽く涙腺が緩みました。姫香はもちろんのこと、比較的利己主義的に見えた愛衣もきちんと自演乙の会の活動を楽しんでいてみんなと仲良くする気がある、という所もいい。そしてその分だけ、真涼は自分を惨めに感じてしまったことでしょうね……。
黒歴史ノートの一番最後に記された――おそらく鋭太が中二病を卒業したきっかけである――「医者になって千和を体を治す」という言葉を示して、「ミスコンが終わればあなたは自由」と鋭太に告げた真涼の姿からは、フェイク恋人関係が終われば自演乙の会での楽しい日々も終わりだと言わんばかりの寂寥感がにじみ出ていました。
そして翌日、偶然にも真涼の妹に遭遇した鋭太は真涼が何故あんな性格になってしまったのかを聞き、思わず駆け出しますが……。
さて、鋭太は一体どんな決断をするのやら。一番ありそうなところだと、たとえフェイク恋人関係が終わっても鋭太や千和達は真涼から離れたりしない、と告げるとかそんなところでしょうか。これで勢いあまって鋭太が本物の告白でもしようものなら千和が可愛そう過ぎるんで、それは無いと思いたいですが。

ちなみに、本編でちゃんと「今現在の鋭太本人と過ごしその上で好意を抱いている」のって実は千和と真涼だけなんですよね。姫香は鋭太の中二発言に感化されただけだし、愛衣に至っては幼稚園時代の思い出を引きずっているだけで、今の鋭太だからこそ好きなったような描写は控えめだし。そういった意味だと、やっぱり千和と真涼に挟まれて修羅場を演じる鋭太の姿で物語に幕を下ろすのが自然な流れなのかも。