たこわさ

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琴浦さん #10「だけどあなたはいない」感想

原作未読。
(以下ネタバレ)
森谷が通り魔事件の容疑者として逮捕→琴浦さんが自分の力で真犯人を見つけようと決意する、という流れは予想通りでしたが、森谷があからさまな誤認逮捕で少々予想外。警察の無能振りと森谷の友人Bのブレない屑振りにゲンナリしつつも、新たな犯行が起こったこともありあっさり釈放されたので多少溜飲が下がりました。
さて、犯人とすれ違っただけで気絶するような琴浦さんが積極的に犯人に関わろうとする事に、過保護な真鍋は反対して二人は仲違いしてしまいますが……。まあ、琴浦さんの様子からして「義務感」みたいなものにかられて犯人探しをしようとしていることは明白なわけで、明らかに無理をしようとしている琴浦さんを真鍋が止めたい、という気持ちは分らないでもない。これがもし、琴浦さんが前向きに能力と向き合う為、という気持ちによるものだったら真鍋も全力で協力したかもしれませんが。
あと、意外だったのは部長は上手く本心をごまかしていたわけではなく、琴浦さんに対しては自分の正直な気持ち――琴浦さんの超能力を利用して母親を認めなかった社会をギャフンと言わせたい――を隠していなかったところ。*1そして(真鍋を除く)一同の前でその気持ちをはっきり口に出した事。結局は室戸の言うとおり、彼女には裏で人を操る悪人のような事は出来なかった、ということか。

*1:ただしこれは今回の件が始まってからかもしれない。