- 作者: 助野嘉昭
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/03/04
- メディア: コミック
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(以下ネタバレ)
かんなと碇の過去編〜人間界に戻ってのオールスターキャスト・バトル開始まで収録。
碇がおかしくなってしまったきっかけである「かんなの死」についてはなんとも悲しいエピソードであって、碇が狂ってしまったのも仕方がないな、とは思ったのですが、器が小さすぎて萵苣や棗があそこまで心酔するほどの人物(神)なのかね? とも思ったり。まあ、棗の場合は恨みの深さかもしくは外見に惚れているのかもしれませんがw
黄泉の国脱出の件については予想していたとはいえ、あまりにも予想通り過ぎて酷いw(褒め言葉)
ボビーはアニメでも縦横無尽の大活躍を見せてくれましたが、ある意味本作品の「何でもあり」感を体現したキャラクターなのかもしれませんね。
その他、市子が石蕗に告白の返事をもう少し待って欲しいと伝えた時の「お前等も付き合ってるも同然だろう」という空気とそれを眺めて物思いにふける撫子の対比とか、「告白」の件を知って校内放送で全校生徒にバラす安定の外道紅葉さんの大活躍とか、石蕗の「ありがとう」という言葉に恋心を吹っ切って忍とのナイスコンビネーションを魅せる撫子とか色々見所があり*1。
あとは、地味に人気のある牡丹の再登場イベントも燃えましたね。本当に良い意味での「古きよきコメディ・バトル系少年漫画」という作風をクライマックスまで維持してくれたこの作品には惜しみない拍手を贈りたい。
雑誌連載分の展開や作者のコメントを見るに、連載終了も近いのかな? と思わせる部分は多いですが、本編が終わっても番外編とかで十分に単行本数冊出せるくらいのポテンシャルがある作品だけに、もう少し頑張ってほしいなぁ、と。
そしてなによりアニメ二期を……。
*1:撫子関連を二つ挙げたのには他意はありませんw