たこわさ

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たまこまーけっと 第5話「一夜を共に過ごしたぜ」感想

(以下ネタバレ)
緩やかな雰囲気漂うお話の流れとは裏腹に、季節が流れるのが毎度の如く早いですね。もう真夏とは……。
今回はもち蔵とみどりのお話。
結構あからさまに「たまこが好き」な事が描かれているこの二人。幼なじみ故の距離感からたまこに想いを伝えられないもち蔵。親友であるたまこの事を同性ながらも意識しているみどり。それぞれの理由でたまことの関係を進展させられない訳ですが、そういえばこの二人についてはどの程度仲が良いのか(悪いのか)は語られてきませんでしたね。
その答えは作中で描かれたように、お互いずけずけと言い合いは出来るけれども親しい訳でも仲が悪い訳でもない、知り合い以上友達未満の幼なじみ、と言った間柄のようです。
そんな二人が同じ人間に好意を持っていて、同じ「今の関係を壊したくない。一歩踏み出してたまこを傷付けたり自分が傷ついたりするのが怖い」という理由から*1想いを伝えられずにいる。なので、二人の関係は「恋敵」というよりは「同志」と言った体に落ち着いた訳ですね。
もちろん、もち蔵からしてみればみどりがたまこに抱いている気持ちが「友達以上」のものだとは思っていないでしょうから、単純に「親友としてたまこを大事にしている娘」という認識の上で一定の敬意を持っているのでしょうが……。だからこそ、花火の時に自分は一歩引いてみどりだけたまこの所に行かせようとしたのでしょうね。逆にみどりはもち蔵が自分の事をそのように捉えているのだと感じ取ったので、ある種の負い目と共感からもち蔵の事も誘ったのでしょう。
ああ、個人的にこの手の「恋敵同士である少年と少女の微妙な関係」という構図は大好物ですわー。もう最終的にはもち蔵とみどりでくっついてもいいぞ!(ぉ
それにしても、半年間の積み重ねがあるとはいえ、もち蔵とみどりの類似性と落ち着くべき関係について言い当てたデラさんマジイケ鳥。

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しかし、もち蔵の母親は見た目年齢若すぎる上に美人だなぁ……。最初は姉かと思ったよ。

*1:私はそのように読み取りましたが、人によって解釈は違うかもです。