たこわさ

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新世界より 第十八話「紅い花」感想

原作はノータッチ。
(以下ネタバレ)
まさかの大雀蜂コロニーの大敗。奇狼丸も行方知れずに。しかも戦場には呪力による大量破壊の痕跡まで存在し、町は一気に緊迫した状態に……。
町の重要な会議に参加しているという事は、早季と覚は若手の中ではトップクラスの実力者という事なのでしょうか? 実は同年代の子供達は皆大成出来ずに処分された、とかだったらそれこそホラーなんですが、祭りの様子を見る限りそういうことではないようで。
覚と共に祭りを楽しむ早季ですが、そんな彼女に度々訪れる真理亜との思い出のフラッシュバック、そして――。いなくなってしまった仲間達の幻想を垣間見る早季の切なさ、そして一番傍にいるのにそれを見守る事しか出来ない覚のやるせなさ、その双方が苦く悲しい。ただ、早季が時折見るビジョンというのはただの幻視ではなく、真実への道標である場合が多いので、今回のそれもただの感傷ではなく何かの前触れを知らせるものでもあるのでしょう。
そして、早季達の不安を現実のものにするかのように突然町を襲った爆発……ついにバケネズミ達が「神」に牙をむき始める。
鏑木の圧倒的な力によって犠牲を出しつつもバケネズミを一時撃退した町の人々。手分けしてバケネズミの残党狩りを始めますが……狡猾な野狐丸の性格から考えて、恐らくはそういった状況になる事まで計算した上で事を起こしたのではないかと思われますね。多分、なにか「切り札」となる策を用意しているはず……。
しかし、富子さんによって真理亜と守の死は「確定」されてしまった訳ですが、そうなると前回考えたように真理亜と守がバケネズミ達に何らかの形で利用されているという線は薄い、か? ただ、早季が幻視したビジョンは明らかに真理亜の存在を感じてのもののようにも思え……。原作者の作風からしてとんでもないトラップが仕掛けられているかも。

追記

今回はヘッドフォン推奨かも。

TVアニメ「新世界より」ED主題歌「割れたリンゴ」「雪に咲く花」

TVアニメ「新世界より」ED主題歌「割れたリンゴ」「雪に咲く花」

EDが飛ばせない。