たこわさ

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「フルメタル・パニック! アナザー 4」感想

(以下ネタバレ)
今回も非常に面白かった。
今回のエピソードは大きく分けて二つ。一つは、達哉が「本物の戦場」を体験する話。そしてもう一つは遂に「あの男」が登場する話。
前者については、原作「フルメタル・パニック!」の雰囲気が蘇ったかのような、コメディパートと戦場パートのノリの落差が描かれていて、シリーズのファンとしては嬉しい所。今まであまり描かれていなかったサブキャラクターの経歴(今回はベルトラン)にも焦点が当たっていて、作品世界に深みを増してくれます。
そして少なからず関わりを持った人間が戦場であっさりと死んでいき、そしてそれでも戦争が終わることなく続いていくという「本物の戦場」を達哉が目の当りにする事によって、今後の彼の行く末に多大な影響を与える事になるエピソードとなるんでしょうね。
そして後者、待ってましたよ!「フルメタ界の残念なイケメン」代表、我らがクルツ・ウェーバーの登場です! ――って、「残念」振りに更に拍車がかかっているwww
相変わらずの超絶スナイパーテクは健在ながら、超親バカのアル中親父になっていてある意味期待を裏切ってくれません。しかし、いくらなんでも「いい加減さ」が増しすぎている気がするので、何かしら深い理由が――ないかw
という事で、旧作との繋がり具合もしっくり馴染んできた所で、エピローグでまさかの超展開が。「ただのスピンオフで終わらせるつもりはない」という制作陣の意気込みを感じますな。