たこわさ

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ココロコネクト 第八話「そして誰もいなくなった」感想

原作はノータッチ。
(以下ネタバレ)
「欲望開放」によるストレスが募ってしまった為か、稲葉は相変わらずのそっけない態度を続け、太一と青木は本気の口論を始めてしまい、見事にバラバラになっていく文研部の面々。
そんな中でも、辛抱強く部室で皆を待ち続け、待ちぼうけを喰らったにも関わらず太一への応援メッセージを残していく伊織だけが救い――なように見えて、実は彼女が一番溜め込んでいるのではないか、という描写も……。
委員長の熱い言葉と担任のさりげなくも不器用な助言により、太一もようやく独りよがりに悩んでいる状態から抜け出しつつあるようなので、彼の行動に期待したいところですが。
ところで、委員長のような「他のクラスメイトよりも圧倒的に大人の意見が言える揺るぎの無い人格の持ち主」というキャラクターは、ラノベではそんなに珍しくない存在ですが、主人公達がこれだけ未熟さを露呈している作品世界においては、何ともチート臭い便利すぎる存在として鼻についたり。まあ、彼女の場合物凄い欠点(ただし彼女自身の中では美点)を抱えているので「完璧」ではないんですが。