（以下ネタバレ）
「イゼルカントの意志を継ぐ」と決意したゼハート。その前に立ちふさがるEXA-DBの守護者シド。生物の如く進化を繰り返すシドの凄まじい性能に圧倒されるゼハートだが、その決意の固さから次第にガンダムレギルスの真の力を引き出し始め……。
今回だけ観ているとまるっきりゼハートが主役みたいな感じでしたが、言っている事は「キチガイジジイの妄執を引き継いで人類進化の名の下に虐殺する為にレギルスの真の性能を引き出すぜひゃっはー！！」なので、あんまり彼が美化されるのはどうかと思ったり。
一方、要塞攻略戦に向かうフリット一行はその戦闘の様子を察しながらも、フリットの命令で無視する事に。フリットさん、完璧に視界が狭まっております。
そのボケジジイの尻拭いをするのはアセム。とはいえ、彼の目的からすればEXA-DBの情報をフリット＝連邦に渡すよりは破壊してしまった方が好都合な訳で、願ったり叶ったりな状況。しかし、そんな中でも息子キオへアドヴァイスを残す事を忘れず、そしてやはり心のどこかでフリットへ声は届くと信じており、それが出来るのはしがらみにとらわれていないキオだと確信している様子。今までサボっていた分、きちんと息子として親として仕事をしていきます。
そして更には、既に対話をする気が無いゼハートと無理矢理共同戦線を張り、見事シドを撃破。更にEXA-DBを破壊する為に二重に策を用意しておくという策士振り。本当に、厨ニ台詞とか妙な扮装とかがなければアセムはかっこいいキャラクターだと思うんですが……。
さて、過去にアセムが撃墜され、家族とはなれ海賊に身をやつす原因ともなったシドとEXA-DBですが、アセムのシドとの交戦経験は殆ど役に立たなかったし、EXA-DBについても何かすっきりしない形で退場してやや拍子抜け。
ただ、OPでキオが立ち向かっている巨大モビルアーマーらしき影がシドにも似ているので、完全破壊を免れたEXA-DBを誰か（多分この間いきなり出てきた「最強のヴェイガン」辺り）が取得してシド級のMAを（脅威のスピードで）建造する、とかそんな展開になるんじゃなかろうか？
