(以下ネタバレ)
- 前回の王道的バトル展開から一転、外道極まりない凄惨な戦いの果てにランサー組が脱落。
- 生前に果たせなかった「主への忠義を貫く」ことも、騎士としての尋常な勝負の果てに死することも許されず、令呪による自刃という形で退場させられたランサーの怨嗟の叫びがあまりにも痛々しい。
- そして決定的となったセイバーと切嗣との確執。同じものを目指しながらも決して相容れない二人。セイバーの「かつて貴方も正義の味方になろうとしていた」という言葉が何気に核心を突いているところが、この二人が根底では似た存在である事を示しているのかもしれない。
- 他方、始末するべき敵であるはずの雁夜の命を救った言峰。その旨に去来する未知の感情に自ら戸惑う中、敬愛すべき父の死に向き合うであろう彼が次に取るべき行動は。
- しかし、ケイネスの哀れな死には少しの同情も浮かばなかった。言峰父を利己的な理由だけで殺害した件についてもそうだが、結局彼が自らのサーヴァントを信頼し、戦いを全て任せて護身を第一に考えてさえいれば、結果は全く異なるものになっていただろうに。
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