たこわさ

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神様ドォルズ 第十三話「隻・枸雅匡平」感想

盛り上がったところで最終回、とな?
(以下ネタバレ)
ということで、原作組はこれからの展開を知っているので、予告編的映像などを見て「おー! これは二期orOADが期待できるな!」と盛り上がれると思うんですけれども、アニメ組の方々は不完全燃焼なんだろう? そうなんだろう? と主題歌を地で行くような感想をもたれているのではないとちょいと不安になった最終回でした。
とはいえ、暴走モードの玖吼理の圧倒的強さとか、匡平の「日々乃さんは、俺のものだぁぁぁ!!」発言とか、それを受けての日々乃さんの猛アタックとか、見所満載ではありましたね。
中でも、出会う度に血なまぐさいトラブルを引き起こしていた匡平と阿幾が、昔話をしながら思わず笑いあうシーンが印象的でした。去り際に匡平に微笑みかけた、あの表情こそが本当の阿幾なのではないか、と思いつつ、あそこでかける言葉が見つからずに見送ってしまうのがいかにも匡平らしいな、と。
その匡平も、過去のトラウマ――先生にまつわる出来事に「部外者」としてしか関われなかったこと――を日々乃さんの助け*1を借りて乗り越えようとしているようですし、ようやく主人公らしくなりつつあるようです。
話の切れ目としては最悪ですが、匡平という人物を描いた物語と取れば、それほど酷い最終回ではないのかも、とも思ったり。

*1:「部外者」であった事が後悔でしかない匡平にとって、「私を部外者と思わないで」と自ら積極的に関わろうとする日々乃の言動がどれだけ救いになった事か。