たこわさ

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青の祓魔師 第23話「真実」感想

(以下ネタバレ)
前回の引きで、てっきりサタンに憑依されたかと思われた雪男ですが、実際には悪魔の力に目覚めただけだった模様。
そして明かされる真実。燐と雪男の母、ユリ・エギンの真実*1
ユリが任務途中にサタンと遭遇するも、青い炎への耐性が高かった為に生き残った事。やがてサタンと心を通じ、自らの体に憑依させたこと。やがてサタンの子を身ごもったユリは、ヴァチカンによって火刑に処せされる事になった事。処刑を命じたいのが他ならぬユリの父、エルンストであったこと……。
何か、いきなりサタンが「実は人のぬくもりを感じたかっただけで殺したくて殺したんじゃない」みたいな感じになってしまいましたが、あれってユリに自分の子供を生んでもらう為の演技だったんじゃないか、と思うんですよね。「ハーメルンのバイオリン弾き」のケストラーみたいな手法、といえば分かる人には分かるか。
そうじゃないと、今までの「悪魔」という存在への描写と矛盾するし。というか、燐達は「ユリ・エギンとサタンの憑依体の間に生まれた」って言ってなかったか?*2 とか、エルンストが第1話冒頭で青い炎で焼かれていた枢機卿だってのも、声優さんが違っててなんか後付設定臭さがあるし、設定の齟齬については挙げたらキリが無いんですよね。
アニメーションとしての出来と原作の設定がよく出来ているだけに、ちょっとした脚本のミスだとかいい加減さで一気に台無しになってしまうんですよね……。せめて最終回は、そういった細かいツッコミを吹き飛ばすようなものにしてもらいたい所ですが。

そういえば、ジャンプショップでは本作関連アイテムがバカ売れしていてかなり品薄らしいですね。出雲のグッズとかあれば私も欲しいんですが。

*1:ていうか、聞き覚えのある声だと思ったら林原さんじゃないかw

*2:これは原作の設定だったかもしれない。