たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

STEINS;GATE #22「存在了解のメルト」感想

(以下ネタバレ)
紛れもない「神回」でした。
作画がちょっと乱れ気味な(というか従来の絵柄とタッチが違う)ところが多かったですが、演出の妙、声優さんのすさまじい演技もあり、もうこの回を何回も見返すためだけにブルーレイ勝手もヨクネ? と思ってしまうほどに、良かった。
もう見られないと思っていた岡部と助手の夫婦漫才も見られたし、助手のブラ透けも見られたし
岡部がまたタイムリープをしようとして助手に止められるシーンも秀逸。実際、岡部の心はもう壊れてしまっていて、多分紅莉栖がいなければとっくの昔に「本当に」壊れてしまっていた事でしょう……。アニメでは、岡部がトータルでどの位の時間を「やり直し」しているのか明示されていませんが、やっぱり月、下手すれば年単位繰り返しているんだろうか。
そして、

誰よりも大切な人のことを、忘れる訳がない

で目から洪水。オカリンが、オカリンがデレたーー!! しかも凄いイケメンモードでの告白ですよ! そりゃあ助手もトキメキ過ぎて「と、言いますと!?」とかテンパっちゃうわw
しかもこの二人の場合、筋金入りのツンデレだから、こんな状況でお互いに両想いである事は分かりきっているのに、どこかにツンが残ったやり取りなんですよね……。結局、紅莉栖の方から岡部に「好き」とは言わなかったし。
一人旅立つ紅莉栖を見送るシーンとか、岡部がドクペ拾っている間にあの距離を移動できる助手はやっぱり只者じゃねぇ! とツッコミつつも助手のモノローグで既に涙腺崩壊。紅莉栖が一旦はあんな別れ方を選んでおきながら、やっぱりラボに駆け戻り、岡部に自分の正直な気持ちを伝えようとした、その気持ちの動きを思うと、もう、もう!! しかもそれが、岡部が世界改変を実行した直後で、結局彼女の言葉は岡部に届かなかった事を考えると……(´Д⊂ヽ
β世界線に移動する前と後のオカリンの演説、というか宮野さんの演技はマジで鬼気迫るものがありました……。そしてそんな岡部に「オカリンは自分の為に泣いていいんだよ?」と優しく微笑みかける大天使まゆしぃ様。
そうだ、岡部、何を我慢してやがる! お前は今、泣いていい! 泣いて……いいんだ! と画面の前でまゆりの言葉にうんうん頷いていた同志諸君は少なくないと思われます。
なんともほろ苦い、「別れ」という言葉すら生ぬるい形で紅莉栖を失ってしまった岡部のモノローグで物語は終わり、原作ゲームのオープニングBGMと共にEDが始まり「ああ、なんて悲しい終わり方なんだ」と油断している所に、まさかのEDフェイクキタ――(゚∀゚)――!!
鈴羽の出番がまたあって嬉しいが、「第三次世界大戦」を止めるとかSERNのディストピアよりも分かりやすい「最悪の未来」来ちゃった! まあ、ジョン・タイターを題材の一つにしているのでその展開はもちろん想定内なんだけれども、神懸った「最終回」を見せられて虚脱している所にあれを食らわされるととてつもない破壊力が。

STEINS;GATE Vol.1【初回限定版】 [Blu-ray]

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Vol.1もまだ在庫あり、か。悩むな……。